これから、どんどん寒くなってきて白菜が安く
手に入る時期に入ってきます。
白菜は意外と汎用性が高く、お鍋の具材、炒め
物、キムチ、漬け物ととにかく多方面で大活躍
している食材の一つですよね。
まさに名脇役とも言えるべき白菜は、バラン
ス良く幅広い栄養素を持っています。
今回は、その中でも白菜の漬物の作り方につ
いて、ご紹介していきます。
白菜の選び方
白菜の旬は冬ですが、今では年中スーパーで
見かけるので、いつでもどこでも手に入れる
事ができます。
白菜の選び方は、外側の葉がキレイで身のし
まったものを選べばいいとされています。
ズッシリと重量感があるものを選ぶのも重要
なポイントです。
白菜漬け物の作り方
白菜の漬物は、調味料も特別なものは使わず、
手順も意外と簡単でお手軽に出来ちゃいます。
今回は白菜の塩漬けの作り方を動画と共に
ご紹介していきます。
白菜の漬物の作り方(本格塩漬けのレシピ)-How to make Hakusai Zuke(Chinese Cabbage Tsukemono)
白菜の加工
- 外側の葉を切り落として四等分に切ります。
- 外側の葉は、漬ける際に蓋として使うので
捨てずに置いておきます。 - 白菜の切り方はお尻から葉に向けて切りま
すが、芯の部分まで刃を入れたら手で裂く
ようにして下さい。 - 切った白菜は切り口を上にして半日ほど天日
干しにします。
こうする事で白菜の余分な水分が抜けて旨味
が増して、味も中に入りやすくなります。
漬物容器に漬ける
- 漬物容器の底に粗塩をまいて、その上から白菜
を投入していきますが、その前に白菜に塩をす
り込んでいきます。 - 白菜の外側、内側にも念入りに塩をよくすり込
んでから、白菜の芯と葉を互い違いに入れて
1段ごとに昆布と赤唐辛子をまいていきます。
おもしを置いて水分を抜く。
最後にとって置いた白菜の外側の葉をかぶせて、
落し蓋をして白菜の重量の2倍のおもしを置きます。
- そのまま涼しい場所に3日ほどおくと水が上
がってくるので、落し蓋より水が上にきたら
おもしの重量を半分に減らします。 - この状態から3日〜4日ほどで食べごとなります。
保存方法とその期間
今回、ご紹介した白菜の漬物は塩漬けになるの
で、基本的にぬか漬けに比べて日持ちはしません。
保存するポイント
「空気に触れさせない。」事なので、食べる分
だけ取り出すという認識であれば大丈夫です。
但し、つけ汁の水分もあまりに放置すると雑菌
が繁殖する原因になるので、食べごろになって
から1週間程度で食べきるのがいいでしょう。
冷凍するという方法も最終手段としてあります
が、みずみずしさが失われるのでオススメしません。
白菜漬物のリメイク
そうはいっても一人暮らしの場合だと日常的に
食材があまることは考えられますよね。
日が経って酸っぱくなってしまった時は、
つけ汁を絞れば他の料理にもリメイク可能です。
◊ 炒めもの
- 白菜のつけ汁を絞って刻む。
- しいたけ、人参などとごま油で炒める。
◊ 和え物
- 白菜の漬物を千切り、長ネギをみじん切り
にする。 - 鰹節、塩昆布と一緒に袋へ入れてモミモミ
15分〜30分冷蔵する。
◊ お吸い物
- 白菜の漬物をつけ汁のまま鍋に入れて、
豆腐・水・昆布だしと一緒に煮立たせる。 - 梅干し・とろろ昆布・ごま油が入ったお椀
にできたお吸い物を注ぐ。
白菜の漬物は材料自体が非常に汎用性の高い
食材で、つけ汁も基本的な調味料しか使って
いない為、前述の通りいろんな料理で活躍さ
せる事ができます。
大量に作ってしまって飽きがきそうな時など
に参考にしてください。
いかがでしたでしょうか?
白菜は元々の水分量が多いので、最初の段階で
如何にしてその水分を抜いていくかがポイント
になる事が分かったと思います。
白菜に限らず野菜は「干す」ことで水分が抜け
るだけでなく旨味が増すので、漬ける前の天日
干しは是非試していただきたいと思います。
以外と難しいのが「作る量」ですね。
一人暮らしなのに思いきって作り過ぎてしまう
と、食べきるのが大変です。
物がものなので、職場へ持っていって「おすそ
分け」もなかなか難しいですよね。
大体が1週間、長くても10日以内には食べきる
量を想定して漬物作りに励んでください。
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