ランプ肉とは、牛の腰からお尻にかけての柔
らかい赤身のお肉のことを言います。
最近ではスーパーでも売られているので、身
近に感じるようになりましたよね。
ランプ肉は、焼肉、しゃぶしゃぶ、すき焼き
と、あらゆる料理に使えますが、今回はラン
プ肉をシンプルな味付けのステーキにしてい
ただきましょう。
家族や友人と、自宅で本格的なステーキを堪
能してみましょう!
それでは、ランプ肉を美味しく食べるには?
上手な焼き方をご紹介します。
【低価格で美味しいランプ肉】
ランプ肉は、牛の腰からお尻にかけての部位
を指し、英語の”Rump(腰骨の上部)"から
きています。
柔らかい赤身のお肉で、比較的あっさりとし
ているので、脂っこいお肉が苦手な方でも食
べやすい部分です。
ランプ肉は色々なメニューに使えるので、と
ても使い勝手のいい部位サーロインであるに
も関わらず、ステーキやヒレ肉と比べても価
格はリーズナブルです。
安くて美味しいとあって、ちょっとした贅沢
気分を味わいたいときにぴったりです。
ヒレ肉にも負けないほどの柔らかさで、脂肪
が少ない部位なので、ヘルシー志向の方にも
おすすめです。
牛刺しや牛のたたきなど、ヘルシーなダイエ
ットメニューにもいいですね。
【ランプ肉の上手な焼き方】
ランプ肉のステーキの焼き方はとっても簡
単、フライパン一つで美味しく仕上げること
ができますよ。
1 ランプ肉は室温に戻しておきます。
冷たいまま調理をすると、熱が通りにく
く、焼きムラがでてしまいます。
2 ランプ肉にまんべんなく、塩コショウを
振ります。
3 フライパンに油をひき、油がよく熱して
きたら、コクと香りづけにバターを加え
ます。
4 バターが完全に溶けたら、ランプ肉を焼
き始めます。
5 焼き始めたら絶対にフライパンを動かさ
ずに、肉の表面が焼けるまでじっくり待
ってください。
※フライパンを動かしてしまうと、肉の
表面温度が下がってしまい、焼き色がき
れいに付きません。
6 肉の焼き加減は、肉の端をめくって確認
します。
肉の表面にきれいな焼き色がつくまで、
じっくりと待ち、たまに肉をめくって確
かめる、という工程を繰り返します。
7 肉の表面にきれいな焼き色が付いたら裏
返します。
8 肉を裏返したら、肉から出た脂を肉の表
面にかけながら焼きます。
9 肉の裏面にもきれいな焼き色がついたら、
肉をフライパンから出して、キッチンペー
パーで余分な脂を吸い取ります。
10 キッチンペーパーとキッチンペーパーの
間に肉を挟むようにして、1分ほど余熱
で火を通して寝かせます。
寝かせることで肉の中に火が通り、肉全
体の温度が均一になります。
11 お好みの大きさにスライスすれば、ラ
ンプ肉のステーキの出来上がりです。
外はこんがりと焼き色がつき、中はほ
んのり赤いミディアムレアに仕上がります。
ランプ肉のステーキ丼
ランプ肉のステーキは、シンプルに塩コショ
ウでいただいてもいいですが、アレンジメニ
ューも覚えておくとバリエーションが増えて
いいですよ。
1 ランプ肉が焼きあがったら、薄くスライ
スします。
2 醤油、はちみつ、酢または黒酢をまぜ合
わせてタレを作ります。
3 どんぶりにご飯をいれ、薄くスライスし
たお肉を敷き詰めます。
4 肉の上からタレを回しかければ、男性に
もぴったりなランプ肉のステーキ丼の出
来上がりです。
お好みで卵黄を添えていただいてください。
ブラックペッパーをたっぷりかけたり、
わさびと一緒に食べても、とっても美味し
いですよ。
淡泊な赤身のランプ肉、近年のヘルシー志向
で人気を集めていますが、ヘルシー、リーズ
ナブル、美味しいといいことづくめ!
ぜひ自宅でランプ肉を焼いて、プチ贅沢気分
を味わってみてくださいね。
またランプ肉はステーキだけでなく、ビフカ
ツや大きなお肉がゴロゴロ入ったビーフシチ
ューなどにもおすすめですよ。