料理に使っても、スキンケアに使っても
嬉しい効果がたくさんのオリーブオイル。
お店ではたくさんの種類の
オリーブオイルを販売していますが、
ご家庭でも自家製のオリーブオイルが作れる
ことをご存知ですか?
ご自宅の庭木として
- オリーブの木を植えられている方
- 実をもらったけれどどうすればいいか
分からないという方
シロップや塩などで漬けるのもいいですが、
ぜひ自家製オリーブオイルにもチャレンジしてみてください!
絞りたてのフレッシュなオイルは
今までに味わったことのない新鮮さですよ。
家庭でのオリーブオイルの作り方と
保存の方法についてご紹介していきます!
オリーブオイルの作り方
自家製オリーブオイルを作るには、
まずオリーブの実を用意する必要があります。
12月頃に完熟して黒くなったものを収穫します。
まだ青いうちの実でもオイルを絞ることはできますが、
絞れるオイルの量は少なくなります。
♦ 青い実と黒い実が混ざっていても大丈夫です。
ご自宅や近所で手に入らない場合は
通信販売でも購入することができますよ!
- 最初にオリーブの実をよく水洗いし、
厚手の袋に入れます。
この袋の中でオイルを絞り出していきますので、
簡単に破れない厚手で丈夫なものを用意してください。
- そして袋に外側から手で揉んで、
オリーブの実をつぶしていきます。
黒い完熟の実の場合は
手で潰すことができますが、青い実は
硬くて潰しにくいので、ビンなどで叩く方法
もあります。袋を破いてしまわないように
十分に気を付けてくださいね!
- 実が潰れて終わりではなく、
ここからオイルを抽出するために
ひたすら実を揉み込んでいきます。
時間にしておよそ1時間!
作業自体は大変ではありませんが、根気が必要。
美味しいオリーブオイルのために
ひたすらオリーブの実を揉み込みましょう!
揉んでいるとだんだんとオイルが分離してきます。
暖かい部屋の方が、オイルが分離してきやすいそう
なので、作業は部屋を暖かくして行うのがおすすめです。
- 1時間ほど揉んでオイルと
果肉が分離したら袋の中身を漉していきます。
布巾や漉し布を使って袋の中身を漉しましょう。
point !
目の粗いもので漉してしまうと
オイルに果肉が混ざってしまうので、
目のつまったもので漉してください。
オリーブの実が多い場合は
漉しカスも多くなるので、袋状の漉し布を
使うと便利です。
漉した後の液体はまだオイルと
オリーブの実の果汁が混じった状態です。
とてもフルーティーな良い香りがしますよ!
家で絞らなければ知ることのできないオリーブの香りです。
- ペットボトルなど透明な容器に入れて
一晩静かに置いておきましょう。 - 一晩置くとオイルの層と果汁の層に分かれるので、
オイルの部分をスポイトなどで吸いだします。
そのままでもいいですが、
その吸いだしたオイルをコーヒーフィルターなどで
漉していくと、より不純物をしっかり取り除くことが
できます。
- これで自家製オリーブオイルの完成です!
自家製オリーブオイル作り ( Homemade olive oil )
手間と時間はかかりますが、
その分完成したときの達成感はなんとも言えないですね!
保存方法
オリーブオイルの保存で大切なのは
直射日光を避けること、高温になる場所に置かないこと、
できるだけ空気に触れないようにすることです。
このような専用のオイルポットを使うと
長期間、質の良い状態をキープすることができます。
このようなタイプのボトルオイルを
使用する際に便利ですが、透明なので光によって
オイル劣化してしまう恐れがあります。
早めに使いきってしまう場合は問題ありませんが、
長期間使用したい場合はボトルにアルミホイルを
巻くなどして遮光するようにしてください。
冷蔵庫に保存すると白い結晶のような澱が
出てきますが、品質上は問題ありません。
温度が高くなれば澱が消えますが、
何度も澱ができる、
消えるということを繰り返していると
香りが損なわれてしまうので注意が必要です。
♣ 温度が低くなり過ぎない冷暗所での保存が理想的ですね!
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