梅ジュースを作るのに必要な生の梅(青梅)は
5月下旬から6月下旬に購入できます。
逆に言うとこの時期しか購入できないので、梅を冷凍させれば
青梅が長くもち長い間梅ジュースを楽しむことができます。
さらに青梅を冷凍すると
梅ジュース作りが簡単になり初心者でも失敗しません。
ぜひ試してみませんか?
冷凍梅を使う良さとは?
梅を冷凍すると細胞内の水(細胞水)が凍って体積が増し、
それが原因で細胞壁が破れ、梅エキスが抽出されやすくなります。
梅ジュースのもとになる梅ジュースを作るとき、
失敗してしまう例で一番多いのが
梅ジュースの抽出に時間がかかって発酵したり、
かびたりしてしまうことです。
発酵すると甘いお酒のようなシロップになりますが
飲むことはできます。
しかし
カビが生えると飲むことはできなくなってしまいます。
冷凍梅を使うと早く抽出できるため、
初心者でも失敗しない梅ジュース作りができます。
作り方
- 青くて堅い生の青梅は2~4時間水につけてアク抜きをします。
アクを抜き終わった後は流水で丁寧に水洗いをし、
大きいキズのあるものや傷んだものを取り除きます。
ざるにあけて水けをきり、清潔なふきんやキッチン大老で
水分をしっかり拭き取り、しばらく乾燥させます。 - 竹串を使って梅のヘタを取り除きます。
付いたままでも作ることはできますが、
ヘタを取らずに漬けるとエグ味が出てしまうことがあります。
ヘタを降り終えた梅を冷凍します。 -
梅ジュースを作るときは
まず保存に使用する果実酒瓶を消毒します。
焼酎を使う場合は回し入れ、残った焼酎を捨てます。
【熱湯消毒の場合】
一度瓶をぬるま湯で温めてから熱湯を回しかけます。
果実酒瓶以外にも使う道具は消毒し、十分乾燥させてから
使用します。
手間がかかりますが、
これにより梅ジュースがかびることを防ぐことができます。
青くて堅い生の青梅を使う場合は使うときにアク抜き
をしますが、冷凍梅の場合はすでにしてありますし、
冷凍梅を水に漬けると傷んでしまうのでアク抜きを
してはいけません。
冷凍梅は解凍せずに使います。 - 梅と同量の氷砂糖(グラニュー糖でも可)を用意し、
果実酒瓶に梅を入れてその上に砂糖をのせます。
一番上に砂糖をのせることで梅エキスを抽出しやすくなるので、
梅と砂糖を交互にいれるときは梅を下に、砂糖を上にして
最後に砂糖が来るようにします。 - 砂糖を入れ終えたらしっかりとフタを閉め、冷暗所で保管します。
- 砂糖が溶けるまでは1日に数回、容器を動かして
梅全体にシロップがかかるようにします。
毎日丁寧に混ぜて砂糖を早く溶かすことが失敗しないコツです。
ただ冷凍梅は繊維が壊れているので崩れやすく、
梅が崩れると濁ってしまうので丁寧に揺らすように注意しましょう。 - 10~15日ほど経つと砂糖が溶けます。
砂糖が溶けたら完成ですので、梅の実は取り出しましょう。
保存方法
冷蔵庫で保管しているけれど生もの、防腐剤を使っていないから
短期間で飲み終えなくちゃいけないと思っていませんか?
いくら冷凍梅があるからいつでも作れると思っても、
やはり手間暇かけてせっかく作った梅ジュースは
長い間のんびりと楽しみたいですよね?
そんな人に正しい保管方法を紹介します。
実は梅ジュースは正しく保管すれば
防腐剤が入ってなくても長くもつのです。
こちらの記事に詳しく記載してありますので参考にしてみて下さい。
「梅ジュースはどれくらいもつの?保存方法と賞味期限を紹介!!」
他の材料を使った梅ジュースの作り方はこちら
「梅ジュースの作り方を教えて欲しい方必見!!作り方特集!!」
残った梅で作れちゃう梅ジャムの作り方はこちら
「梅酒や梅シロップで残った梅で梅ジャムが作れる?!作り方を紹介!!」