タラコ、明太子、イクラ、数の子、ししゃも
・・・美味しくて栄養満点な魚卵、プチプチ
とした食感がたまりませんよね。
魚卵にはビタミン類、亜鉛、銅など、体に必
要な栄養素がたっぷり詰まっています。
魚から摂れる栄養素はどれも体にいいものば
かり、ですが焼き魚や煮魚だと調理が面倒で、
特に一人暮らしだと家で魚を食べないという
人もいますよね。
手軽に食べることができる魚卵から、魚の栄
養を摂取してみましょう。
それでは魚卵の栄養価や、オススメの食べ方
をご紹介します。
魚卵の栄養価は?
魚卵が持つ豊富な栄養素と効能を見ていきま
しょう。
ビタミンA
皮膚、喉、鼻、消化器官などの粘膜を、正常
に保つために必要なビタミンA。
夜盲症や角膜上皮や粘膜上皮の角質化が起こ
るのを防ぎます。
ビタミンB1
食べ物を摂取した時の糖質をエネルギーに変
えるのに必要なビタミンB1。
ビタミンB1が不足すると、糖質のエネルギー
代謝が悪くなり、乳酸が溜まり疲れやすくな
ったり、むくみやすくなります。
ビタミンB2
皮膚、喉、鼻、消化器官などの粘膜の維持、
脂質の分解などに必要なビタミンB2。
ビタミンB2が不足すると、皮膚や粘膜に炎症
が起こり、口内炎や口角炎、脂漏性皮膚炎が
起こりやすくなります。
ビタミンB12
赤血球を形成し、貧血を防ぐ効果がある
ビタミンB12。
神経細胞の核酸や、たんぱく質の合成や修復
をします。
ビタミンE
強い抗酸化作用があるビタミンE。
不飽和脂肪酸の酸化を防いだり、細胞の健康
を保ちます。
カルシウム
健康な骨や歯を作り、骨量や骨密度の維持に
必要なカルシウム。
カルシウムが不足すると、骨粗鬆症を起こす
可能性があります。
銅
赤血球のヘモグロビンを作るために必要な銅。
骨の形成を助けたり、体内酵素の正常な働き
を助けます。
亜鉛
体の発育を促し、傷の回復を早める亜鉛。
亜鉛が不足すると、味覚障害、貧血、皮膚炎、
免疫機能障害などが起こります。
DHA・EPA
人の体内ではほとんど作ることができない必
須脂肪酸である、DHAとEPA。
DHAは細胞を活発にし、EPAは血液をサラサラ
の状態に保ちます。
魚卵のおすすめの食べ方
魚卵の煮付け
ご飯にもお酒のおつまみにも合う魚卵の煮付
け。
生姜をたっぷり効かせると、美味しいですよ。
◎材料
魚卵 1本
醤油 大さじ3
砂糖 大さじ3
みりん 大さじ3
お酒 大さじ3
だし汁 100cc
生姜 1〜2片
鷹の爪 2〜3本
◎作り方
1 魚卵から血管を取り除きます。
※血管は取れる分だけで構いません。
2 魚卵を一口大にカットします。
魚卵はそのままでもいいですし、返すと
花が咲いたような形になります。
3 生姜はすりおろし、鷹の爪は1〜2mmで
カットします。
おろし生姜や鷹の爪はお好みで量を調節
してください。
3 調味料を全て鍋に入れ、魚卵を加え火が
通ったら出来上がりです。
彩りに花型にカットしたニンジンや、絹
さやを添えると見た目にもきれいですよ。
タラコとじゃがいものシャキシャキ炒め
じゃがいもの食感とタラコの塩気が最高の一
品。
お弁当のおかずや、お酒のおつまみにもぴっ
たりです。
◎材料
タラコ 100g
じゃがいも 2個
大葉 3枚
醤油 適量
バター 適量
◎作り方
1 じゃがいもは皮をむき、芽を取ります。
薄くスライスしてから千切りにします。
2 ボウルにたっぷりと水を入れ、千切りし
たじゃがいもを洗います。
※じゃがいものデンプンを洗うことで、
炒めた後の粘つきやベタつきが少なくな
ります。
3 じゃがいもをザルにあげ、よく水切りし
ます。
4 大葉を千切りにします。
5 フライパンにバターを入れ、じゃがいも
が半透明になるまで炒めます。
6 醤油を加え、もう一度さっと炒めます。
7 仕上げに大葉とタラコを混ぜ合わせて出
来上がりです。