真っ黒なその姿から一般的に
不吉なイメージをもたれがちなカラス。
そのカラスが夜中に
鳴いているのを聞いたことがありますか？
夜中にカラスが鳴くのは地震の前兆、
なんて言われたりもしていますが、
これは科学的な根拠のない噂レベルの話とのこと。
実際にはカラスが夜に鳴くのは
人間が関係している部分もあるのです。
みなさんはご存知ですか？
カラスが夜中に鳴く原因についてご紹介していきます！
夜中にカラスが鳴く原因
カラスが夜中に鳴いていると
なんだか恐ろしいことが起こる
前兆のように感じてしまうかもしれませんが、
実はカラスが
夜中に鳴くことは珍しいことではありません。
通常、カラスは
夜中には森など木の多い場所をねぐらとし、
集団で羽を休めて眠ってします。
そのねぐらに他の鳥や動物、そして
人が近づいたりすると鳴き声をあげて
警戒するのです。
特に繁殖期である初夏や子育て中には
特に周囲の動きに過敏になるので、
ねぐらや巣の周辺に住んでいたり、
夜遅くにその周辺を通ったりする方は
カラスの鳴き声を耳にすることが多くなります。
風の強い夜などは風で巣が壊れるなどして
緊急事態を仲間に知らせるために
激しく鳴くようなこともあるようです。
また、カラスに限らず鳥は早朝から行動し始めるので、
冬など朝方でまだ暗い時間にカラスが活動して
鳴き声をあげていると、カラスが夜中に鳴いていると
感じてしまうこともあります。
実際にはカラス以外の鳥も
鳴き声をあげて活動しているのですが、
鳴き声が大きく、
すぐにカラスと分かる鳴き声が印象に残って、
カラスだけが夜中に鳴いている＝何か不吉なことが
起こるのでないか、というイメージに繋がっている
ということも言えます。
また、
カラスは夜中や早朝に人間の出すゴミを狙って
活動するようになってきていると言われています。
カラスに荒らされたゴミ袋を
目にしたことのある方も多いのではないでしょうか。
多くの人が活動し、道を行き交うようになる
朝に出されたゴミは
カラスに荒らされることは少ないですが、
夜のうちに出されたゴミは、
人の出歩かない夜中や早朝にカラスに狙われやすく、
その際に鳴き声をあげることがあります。
ゴミ出しのルールは自治体によって異なりますが、
回収日の朝ではなく
前日の夜にゴミ出しをしてしまうと
ゴミを荒らされるだけでなく、
カラスの鳴き声で目が覚めるという
不吉な経験にまで繋がってしまう可能性があります。
カラスが夜中にも鳴くようになった、というのは
以前に比べて昼夜を問わず人が出歩くようになったり、
明かりが灯っていたりするようになったことも
多かれ少なかれ関係しているようですね。
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