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ネオンテトラを繁殖させたい方必見!!繁殖方法を紹介!!

更新日:

 

ネオンテトラといえば

鮮やかな模様の美しさや、初心者でも飼育し

やすい事から熱帯魚ショップでは非常に人気

の高い魚の一種です。

 

丈夫で育てやすく古くから熱帯魚の代名詞と

して親しまれているネオンテトラですが、

繁殖方法を知っている方は意外と少ないので

はないでしょうか。

 

今回ネオンテトラを繁殖させる際の

  • 用意する物
  • 親魚までの育成
  • メスとオスの見分け方
  • ペアリング
  • 産卵~孵化
  • 稚魚の育成
  • 稚魚の餌の作り方

などをご紹介します。

 

用意する物

・30㎝程の産卵用の水槽

ペアリングしたい親魚を入れ他の魚とは隔離

して繁殖させます。

 

・黒い紙

産卵~稚魚になるまでは薄暗い環境を好むの

で、黒い紙で水槽を覆います。

 

・ピートモス

産卵~稚魚育成用に、ピートモスを熱湯消毒

して水槽に入れ弱酸性の水を作ります。

 

・大磯又はネット

卵をばらまいて産卵するので、大磯やネットを

敷いて親魚が卵を食べてしまわないように産卵

床を作ります。

水槽

 

 

親魚までの育成

  • 熱帯魚ショップでネオンテトラの幼魚を
    10匹程購入します。

幼魚のうちは性別判断が困難なため、雄雌

同居で飼育するか、他の熱帯魚と混泳させ

観賞用に飼育するのもいいでしょう。

 

ネオンテトラの体長は30mm~40mm程で

すが、これほどの大きさに成長した個体は

老齢化が始まっており、親魚には不向きな

ので体長23mm~25mm程度の若い成魚を

ペアリングします。

 

ネオンテトラは成長が早く、約4~6ヶ月で

親魚になることが出来るので注意しましょう。

ネオンテトラ

 

 

メスとオスの見分け方

性別が判別出来る程に成長したら、ペアリング

に備えてオスとメスを分けて飼育します。

判別法はいくつかありますが、代表的な見分け

方を紹介します。

 

  • メス

抱卵してお腹が膨らみ背中が黒ずみます。

 

  • オス

メスに比べお腹がスマートで背中も黒ずみ

ません。また、動きが俊敏で体の割に各ヒレ

が大きい特徴があります。

男女マーク

 

 

ペアリング

  1. 産卵用水槽の水温を22~26度に保ち、ネオ
    ンテトラのオスとメスを入れます。
  2. ネオンテトラは卵をばらまくように産卵し
    そこにオスが射精するので、メス1匹に対し
    オス2~3匹を入れオスの個体数を多くする
    事で受精率を上げます。
  3. 産卵用水槽に移したら照明を抑え、黒い紙
    などで水槽を覆って薄暗い環境を作ってあ
    げましょう。

魚

 

 

産卵~孵化

産卵を確認したら親魚が卵を食べてしまわな

いように、元居た水槽に戻します。

 

卵が入った水槽の水温を30度に上げると約12

時間で孵化を始めます。

この時いくつか孵化に失敗し白く死んでしまう

卵が出てきますが、放置するとカビの原因にな

り他の卵にも伝染してしまうので、見つけ次第

速やかに除去しましょう。

 

また、急激な水温の変化を避けるため、少しず

つ水を足しながら3時間ほどかけてゆっくりと

温度を上下させます。

 

産卵後の親魚は体力を消耗しており弱っている

ので、体力を回復させてから次の産卵に挑みます。

魚の卵

 

 

稚魚の育成

孵化して3日程経つと活発に泳ぎだし餌を食べ

るようになります。

 

孵化したばかりの稚魚は非常に小さく、イン

フゾリア(ゾウリムシなどの原生動物)を食べ

るので事前に作っておきます。

それが困難な場合は卵の黄身を溶いた物か

市販の稚魚用の餌を与えましょう。

 

1週間程経ったらブラインシュリンプに切り

替えます。稚魚の水槽は水替えが困難なため、

水質が悪化しないように少しずつ餌を与えて

下さい。

 

6週間程経つと見た目も完成し、親魚と同じ

水槽で飼育出来ますよ。

稚魚

 

 

稚魚の餌の作り方

インフゾリア

[用意する物]

  • 口の広い容器
  • キャベツ
  • 牛乳
  • 水槽の水
  • スポイト

 

  1. 口の広い容器に千切ったキャベツ、水槽の
    水を入れ、牛乳を1~2摘垂らします。
  2. 暖かい場所に置いて3日程したらインフゾ
    リアが発生します(水面をモヤモヤしている物)。

 

ブラインシュリンプ

 [用意する物]

  • ブラインシュリンプの卵
  • エアレーション
  • ペットボトル
  • コーヒーフィルター
  • スポイト

 

  1. 塩分濃度3%の食塩水を作り、ブラインシュ
    リンプの卵を入れます。
  2. エアレーションで酸素を送りながら暖かい
    場所で孵化するのを待ちます(1~2日)。
  3. コーヒーフィルターなどで孵化したブライン
    シュリンプをろ過し、水を張った容器に移します。
  4. 光を当てるとブラインシュリンプが集まって
    来ますので、スポイトですくって稚魚に与えましょう。

 

【不思議】インフゾリア微生物を増やしてみよう!

 

 

まとめ

✽ 体長23mm~25mm程度の若い成魚を
親魚にする。

✽ 産卵用水槽の水温を22~26度に保ち、
メス1匹に対しオス2~3匹を入れる。

✽ 産卵後、水槽の水温を30度に上げると
約12時間で孵化を始める。

✽ 稚魚の水槽は水替えが困難なため、少し
ずつ餌を与える。

 

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