歩く姿やつぶらな瞳が愛らしく、
ご家庭で飼うペットとしても人気のあるヤドカリ。
せっかく飼うならば、きちんとお世話をして
長生きさせてあげたいですよね!
ヤドカリは一体どれくらい生きることができるのでしょうか?
ヤドカリの寿命と、
長生きさせてあげるために必要な事をご紹介していきます!
寿命は?
捕食される可能性のある野生のヤドカリとは異なり、
天敵のいない飼育下では上手に飼育してあげれば
比較的長生きすることができます。
たとえば
日本国内でペットとして人気のあるオカヤドカリは
平均寿命が10~20年と言われています。
30年も生きたオカヤドカリもいるそうですよ!
他のヤドカリもだいたい同じくらいの寿命です。
一般的な動物と比べると寿命は長めです。
きちんと育ててあげれば、
子供の頃に飼い始めたヤドカリが大人になっても
まだ元気!なんてこともあるかもしれませんね。
長生きさせる為にできる事は?
長生きさせてあげるためには、
ヤドカリにとって生息しやすい環境と
適切なお世話をしてあげることが大切です。
まずヤドカリを長生きさせるために
最も大切なのは水質の維持。
水生のヤドカリを飼育する場合は
きちんと水を換えてあげることで
綺麗な水質をできるだけ維持することが長生きに繋がります。
水を換える時間がなかなかとれない場合は、
糞をピンセットなどでつまみ出す、
水槽内にエサの残りが長時間放置した状態に
ならないようにするといったことで
水の汚れの元を取り除くようにしてください。
オカヤドカリの場合は飲み水や
水浴び用の水を少量用意しますが、
これも時間がたつと淀んでくるので、
特に夏場には頻繁に取り替えるようにしましょう。
湿度と温度の管理も大切です。
気温の低くなる時期はヒーターなどを
用意してあげましょう。
特にオカヤドカリは水槽内が20℃以上になるように
してあげる必要があります。
長生きさせてあげるためには必須です。
冬場は乾燥しやすくなるので、
霧吹きで加湿してあげることも大切です。
オカヤドカリの場合、湿度は60%以上がベストな環境です。
エサはいろいろな種類のものを与えるようにしましょう。
同じエサばかり与えていると飽きてしまう
こともありますし、個体によって好みも異なります。
意外にもニンジンやカボチャのような野菜も好みますが、
それだけ与えているとカルシウム不足になってしまいます。
市販のものでカルシウムの含まれたエサなどが
ありますので、うまく組み合わせてあげられると
栄養が偏りません。
そして最後にヤドカリによって
大切な住み処である貝を用意してあげること。
適切な住み処を見つけられないと、
ヤドカリが貝に入ることができずに貝から出たまま
溺れてしまうこともあります。
海で拾ってきたり、市販のものを購入したりして、
住み心地のいい貝を選べるようにしてあげてくださいね!
ヤドカリの関連記事