小さな体で私達に癒しをくれるハムスターを、
旅行の際に一緒に連れて行きたいと考える方
も多いのではないでしょうか。
♦ 長期間家を空ける場合など
ハムスターにとって長時間の移動や環境の変化
はストレスになりあまりおススメしませんが、
どうしても連れて行く必要がある時はいくつか
注意点があり、それらを最低限守らなくては
ハムスターが体調を崩してしまう恐れがあります。
そこで今回ハムスターの
- 極力旅行は避ける
- ハムスターの預け先
- 旅行に連れて行く場合
- 注意点
などをご紹介します。
極力旅行は避ける
ハムスターは室内の適切に温度や湿度が管理さ
れた環境で飼育する動物なので、旅行に連れて
行くのはおススメしません。
縄張りに固執する性質があるので移動や環境の
変化はハムスターにとって強いストレスとなる
他、室内と室外、車内と車外の気温差で大きな
ダメージを受けてしまう恐れがあります。
特に夏場や冬場は
その気温差が即命に関わるケースもあり、旅先
でハムスターが体調を崩すと早々に切り上げて
帰宅する事になります。
飼育中は可能な限り旅行は控え、もしも計画する
際は時期やハムスターを留守番させるか、預ける
か、連れて行くか等を慎重に考えて行動しなけれ
ばなりません。
ハムスターの預け先
ペットホテル
ハムスターを預かってくれるペットホテルは少
なく、他に預けられている犬猫等からのストレ
スや環境の変化などはありますが、温度や湿度、
餌・水やりの面では安心です。
しかし
中にはずさんな管理が行われている所もあるの
で、事前に口コミのチェックや問い合わせをし
て調べておく必要があります。
動物病院
動物病院によっては頼めば入院という形で預
かってくれる所もあります。
この場合も環境の変化によるストレスはありま
すが、万が一体調を崩した際に直ぐ治療しても
らえるというメリットがあります。
しかしその様な病院は少ないので、一度主治医
に相談してみるといいでしょう。
知人
自宅又は家族・友人・知人宅でハムスター留守
番させて、お世話をお願いします。
この場合は飼育者と預け先との信頼関係が最も
大切になり、ハムスターの飼育知識を事前に勉
強してもらう必要があります。
また
動物を飼育した事がない方にとってはトイレの
掃除などに抵抗がある事や、夜中の回し車の騒
音が不快な方が居るという事を頭に入れておか
なくてはなりません。
預け先での思わぬ事故やケガ等は、人間関係に
もヒビが入る恐れがあるので良く考えて決めます。
ペットホテル(猫・ウサギ・ハムスター)
旅行に連れて行く場合
① 準備
ハムスターの負担になる事を理解していても、
急を要する旅行や帰省等で預け先が見つから
ない場合は一緒に連れて行く事になります。
普段使っている餌や床材を日数分用意し、移動
には飼育しているゲージ(水槽タイプが望ましい)
を使用します。
ゲージ内にいつも通りの床材・餌を多めに入れ
て、事故防止の為回し車やオモチャ、給水ボト
ルは外しておきます。
金網や二階建て、パイプ付きのゲージでの移動
は危険すぎる為論外です。
旅行前に安全なゲージに変えて慣らしておきま
しょう。また視界からの刺激を避ける為、ゲー
ジには普段使っている布等を被せて薄暗くして
あげます。
② 移動
長時間自家用車やバスに揺られていると人間で
も疲れてしまう様に、ハムスターの体力を大き
く消耗してしまいます。
移動は車よりは新幹線、陸の移動よりは空の移
動の方が負担は少ないようです。
止むを得ず車で移動する際は1時間に1度は休憩
を入れる必要がありますが、エンジンを切った
車内にハムスターを放置すると即命に関わるの
で、短時間でも車を離れる時は車内の温度を適切
に保ちます。
③ 到着
宿泊施設に到着したら、取り外して置いた回し
車やオモチャ、給水ボトルを設置します。
慣れない移動により疲れていると思うので、
あまり構わずゆっくりさせてあげましょう。
注意点
妊娠・育児中、ケガ・闘病・病み上がりのハムスターは旅行に連れて行けません。
体調が悪くなる事や、ぶり返す事、悪化する事があり非常に危険です。
旅先でハムスターが脱走すると二度と見つからない可能性があります。
絶対にゲージ外に出す事はやめ、いつも以上に脱走に注意しましょう。
まとめ
- ✤ 移動や環境の変化がストレスになる為、極力旅行は
避ける。 - ✤ 旅行に行く際は、預け先の候補を決める。
- ✤ どうしても連れて行く際はゲージや移動に注意し、
出来るだけストレスを軽減する。
ハムスターの特集記事
ハムスターの特集記事