潮干狩りなどに行くと
必ず目にする生き物、ヤドカリ。
貝と一緒に家に連れ帰って、
お子さんと一緒に飼育したり、
観察されたりする方も
いらっしゃるのではないでしょうか。
成長して貝を住み替える様子を
ぜひ自分の目で確かめてみたいですよね!
しかし
海辺の生き物をご家庭で飼育するとなると、
- 水はどうしたらいいの?
- エサは?
- 住み替えのための貝はどうしたらいい?
疑問だらけのヤドカリの飼育方法、
準備するものやエサ、寿命など詳しくご紹介します!
飼育方法
<準備するもの>
ヤドカリを飼うのにまず必要なのが
飼育のためのケースです。
サイズは飼育するヤドカリの数にもよりますが、
数匹なら30~45cm程度、
ヤドカリが多めだったり、他の磯の生き物と一緒に
飼育したりする場合は60cm程度の水槽がおすすめです。
小さめの水槽の場合は
ヤドカリが脱走することもあるので、
ふたも用意しましょう。
そして次に必要なのが水です。
海水がすぐに手に入る場合は海水を、
手に入らない場合は水道水から人工海水を作ります。
作った海水の塩分比重が1.023ほどになるように
素と水で濃度を調節します。
このような素が比較的安価で入手可能です。
水道水には
ヤドカリに有害な成分が含まれているので、
そのままでは絶対に使用しないでください。
水質悪化を防ぎ、
ヤドカリを長生きさせてあげるためには
生物ろ過装置や水を循環させる
海水用のポンプも用意できるとベストです。
寒い季節には
熱帯魚用のヒーターも用意してあげましょう。
水温が10℃を下回るようになると
動きが鈍くなることもあるので、
寒い時期はヒーターで
水温が15℃程度になるように管理してください。
水槽には海水の他に住み替えのための
貝殻、底砂、石を入れます。
貝殻や石はできればヤドカリを捕まえたところで
一緒に採取しておきましょう。
採取していない場合でも
インターネットやペットショップなどで購入可能です。
石も購入できます。
サンゴ石なら水質維持にも一役買ってくれます。
砂サンゴ砂がベスト。ヤドカリが歩きやすくなります。
<普段のお世話>
ヤドカリのお世話で大切なことは
水槽内に住みやすい環境を維持してあげることです。
水の汚れや水槽内の汚れ、砂の汚れをチェックして
掃除したり交換したりしてあげましょう。
頻繁に水槽内のお手入れをすることが難しい場合は、
糞をピンセットで取り除いたり、
エサの食べ残しを水槽内に残しておくことのないように、
よくチェックしたりして汚れを最小限に留めるようにします。
温度と湿度もチェックし、乾燥している場合は
霧吹きで湿らせ、温度が低い場合はヒーターで暖めてあげます。
エサは何がいいの?
ヤドカリに与えるエサについては
こちらの記事で詳しく紹介しています。
「ヤドカリのエサは何がいいの?どんなエサがいいのかを紹介!!」
雑食性なので、意外といろいろなものを
食べることができるんですよ!
寿命は?
きちんとお世話をしてあげると、
ヤドカリはかなり長生きしてくれる生き物です。
寿命と長生きのためのポイントについては
こちらをご参照ください。
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