最近若い年代の人に
増えてきているという新型うつ病とは
どのような症状なのでしょうか。
通常うつ病は
真面目で会社員生活などを長年行ってきた人が
かかる場合が多かったのですが、
この新型うつ病とは、
若い世代、特に会社などでも
新入社員や若手社員に多いそうなのです。
もしかしたら
あなたの会社の部下や後輩もかかってしまうかも?
新型うつ病とはどのようなものなのでしょうか。
新型うつ病とは?
新型うつ病とは
若者の軽症抑うつ状態であると考えられます。
うつ病と比較をするとかなり違うため、
会社などでも理解されにくいうつ病の一種です。
普通のうつ病は
基本的にすべてのことに興味を失ってしまいます。
何もする気力は起こらない
という方がほとんどですが、
新型うつ病では興味の持てること、
好きな事にはきちんと反応ができます。
若者の中には会社はうつ病で休むけれども、
旅行なら心の負担にもならないので
旅行に行ってしまうという方もいるため、
問題になってもいました。
またうつ病にかかる人の多くは
自分に厳しい人が多く、
うつにかかってしまった自分を責める傾向にあるのですが、
新型うつ病の人の多くは、
会社や上司のせいでうつ病になってしまったと
考える人も多いのです。
このように
うつ病と新型うつ病では
かなりの違いがあることが分かります。
新型うつ病の治療方法
新型うつ病の治療方法は、
うつ病の治療と同じように考えてはいけません。
うつ病であれば、
休息、薬、カウンセリングが基本となっていて、
無理をせずに休みながら
回復していくというスタンスです。
しかし新型うつ病は、
自分のことを責める傾向はないので、
休息をとる必要があるといわれると、
好きな事をしてしまいますし、
薬を服用するとなると、
薬のせいで体が思うようにならないと
言い訳に使えてしまうからです。
新型うつ病で一番大事なのはカウンセリングです。
カウンセリングでは
職場のことについて重点を置いて話しを聞きます。
その際多くの方は
上司との関係等について話すそうです。
また仕事での挫折体験を引きずっている人も多いんだとか。
こういった事を慎重に聞くことで
何が新型うつ病を引き起こしたのかが分かるようなんです。
また私生活の話を聞いた際、
楽しそうに話す人が多いそうなんです。
このように趣味などは楽しめ、
食事もきちんととれ、睡眠もとれているようであれば、
新型うつというよりは
抑うつ状態にあると診断した方が良いそうです。
新型うつ病の場合は
うつ病と診断されることで悪化する場合もあるからです。
少しでもうつ病を理解することは
現代社会においてとても大切ですね。
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