新玉ねぎが店頭に並ぶのを目にするよう
になると、春が来たなぁという気持ちに
なりますよね！
甘みが強く、やわらかくみずみずしい
食感が魅力の春の味覚、新たまねぎ。
普段から料理をしている方はその見た目
や食べ応えなどですぐに普通の玉ねぎと
新玉ねぎの違いを見分けることができる
かと思いますが、
普段あまり玉ねぎを手にとる機会のない方
にとっては、新玉ねぎと言われなければ分
からないという方もいらっしゃいますよね。
実際、新たまねぎと他の玉ねぎの違いは
どのようなところにあるのでしょうか？
- 春に出回るのが新玉ねぎ？
- 新玉ねぎという品種のもの？
なんとなくこうかな、というイメージは
持っているけれど詳しくは分からないと
いう方がほとんどではないでしょうか。
この機会にぜひ、
新玉ねぎと玉ねぎの違いを知って、旬の
食材への理解を深めちゃいましょう！
新玉ねぎと他の玉ねぎとの知らなきゃ損する違いは？
最初に知っておきたいのが
玉ねぎに種類があること。
黄玉ねぎ、白玉ねぎ、赤玉ねぎなど、
皮の色によって種類が分かれます。
私たちが通常玉ねぎと呼んで、スーパー
などで最もよく目にするのは黄玉ねぎです。
その中でも秋に種を植え付け、春に収穫され
て、収穫後すぐに出荷された黄玉ねぎと白玉
ねぎのことを新玉ねぎと呼ぶのです。
収穫後すぐに出荷されるため、新たまねぎは
水分が多く、みずみずしいまま私たちの手元
に届くのです。
一方、新玉ねぎ以外の玉ねぎは基本的に
春に種を植え、秋頃に収穫されます。
そしてここが新たまねぎとその他のたまねぎ
の大きな違いになりますが、収穫した後に
一定期間貯蔵庫などで乾燥させてから出荷
されます。
一定期間乾燥させることによって、新たま
ねぎに比べて長期間保存することのできる
玉ねぎになるのです。
ですから、新たまねぎとそれ以外のたまね
ぎの違いは出回る時期だけでなく、収穫して
からすぐに出荷するのか乾燥してから出荷す
るのかにあるのです。
見た目としては、
- 新玉ねぎはみずみすしくて柔らかく、
皮が少なくて黄色や白っぽいという
特徴があります。
一方普通のたまねぎは
- 乾燥して固く、皮が多くて薄茶色っぽい
という特徴があります。
この見た目の違いは
乾燥しているか、していないかによって
生まれるものだったのですね！
このように乾燥の度合いが異なる新玉ねぎ
とその他のたまねぎ。食感や味わいはもち
ろん、保存することのできる期間、適して
いる料理にも違いがあります。
最も気をつけなくてはならないのが、保存することのできる期間の違いです
普通のたまねぎ
乾燥させて長期の保存を可能にした普通の
玉ねぎは、ずっとそのままにしておくと芽
が生えてきたり、柔らかくなってきたりし
てしまうことがありますが、常温でおよそ
1～2ヶ月ほど保存することができます。
いろいろな料理に使う機会の多い野菜なの
で、箱などで大量に購入して常備しておく
ご家庭も多いでしょう。
生では辛みは強く、加熱することで甘みが
出てくるので、炒め物や煮物などで、じっく
りと火を入れる調理方法が適しています。
新たまねぎ
しかし水分たっぷりの新たまねぎはその新鮮
さゆえに保存がきかないのが難点。
できるだけ早く、風通しの良い場所で保管し
ているものでも1週間以内に食べてしまわな
いとすぐにぶよぶよと柔らかく、茶色に変色
して食べられなくなってしまいます。
旬の味を楽しもうと、普通のたまねぎと
同じ感覚で大量に購入してしまうと、食べ
きる前に傷んでしまうなんてことになりか
ねません。
収穫、購入してからできるだけ早いうちに、
サラダなどの生食でいただくのがおすすめです。
もちろんまるごとオーブン焼きをするなど、
火を入れて新たまねぎならではのやわらか
さや甘さを味わっても美味しいですよ！
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