暖かい春の野菜、みなさんは何が好きですか?
様々な野菜が出回る春、この時期に店頭に
並ぶようになるのが春キャベツです。
キャベツは1年中八百屋やスーパーに並ん
でいますが、この時期の春キャベツは葉が
やわらかく、特にサラダなどの生食に向い
ていると言われています。
そんな春キャベツ、家庭菜園でも栽培する
ことができるのです!
獲れたての、どこのお店で購入するよりも
新鮮な春キャベツ、ぜひサラダで食べてみ
たいですよね。
甘くて美味しい旬の味覚、春キャベツの
栽培方法をご紹介していきます!
栽培方法
春キャベツと呼ばれるキャベツは秋に種を
まき、春に収穫します。
地域によって多少時期に差はありますが、
10月の末から11月にかけて種まきをする
のが一般的です。
キャベツを栽培する場合は
- 種から育てる
- 苗を購入して育てる
方法があります。
初めてキャベツを栽培する方で、種から育
てる自信がない場合は苗から育てるのがお
すすめです。
春キャベツにも品種がいろいろありますので、
育てる環境などを考えて適した種・苗を選ぶ
ようにしてください。
- 種から育てる場合、購入した種をまく時期を
確認し、培養土を入れたポット1つにつき
3粒ほどの種を撒いていきます。 - 種を撒いたら薄く土をかけて十分に水をあげ
ましょう。
point !
芽が出てくるまでは土の表面が乾かないよう
に水やりを行ってください。
寒くなってくる時期ですので、ビニールハウ
スや簡易温室を利用したり、ビニールや不織
布で覆ったりして10℃以下にならないように
管理に気をつけてください。
- 5日前後で芽が出始めます。複数の芽が
1つのポットで育っていきますが、生育
状況の良いものを残して間引き、最終的
には1つのポットに1本だけの苗にします。 - 本葉が5~6枚になったら畑に植え付けて
いきます。
point !
植え付けの1週間くらい前から外気に触れて
環境に慣れるように準備をしておきましょう。
キャベツは湿度の高い状態を嫌いますので、
畝を畑に植え付ける際には畝を高くして水
はけをよくし、根腐れしないように気をつ
ける必要があります。
植え付ける1~2週間までに堆肥を土に混ぜ
込んで耕し、高めに畝を作っておきます。
- 植え付けの準備が整ったら苗を30~40cm
ほどあけて植え付けます。植え付けた後に
は水をたっぷりとあげましょう。
キャベツは寒さには強いですが、青虫など
がつきやすいため、防虫ネットや寒冷紗の
トンネルをかけて害虫による被害を防ぎます。
かける前にすでに害虫がついていないか
良くチェックし、もしついていた場合は
ピンセットなどで取り除いておきましょう。
- 植え付け後、1週間ほどで根が定着してく
るまでの期間は水をたっぷりとやり、その
後は土の表面が乾いているときにだけ水や
りをします。
多少乾燥気味でも大丈夫ですので、水をあ
げすぎて根腐れしてしまわないように気を
つけてください。
- 植え付けから2~3週間ほどたったら追肥
しましょう。本格的に寒くなる前に、で
きるだけ大きく育てておくのが理想です。
化成肥料を用土に混ぜ合わせ、株元に土寄
せします。
キャベツは全体が丸く、葉が内側にぎゅっと
巻かれたような形をしていますが、このよう
な形になることを結球といいます。
キャベツの外葉が大きく育つ、植え付けから
10週間くらいの時期になると中心から葉が
巻き始め、結球し始めます。
- 結球の時期には養分が多く必要になります
ので、この時期にも同様の方法で追肥し、
株元に土を寄せてあげましょう。
結球し終え、手で押さえて固く締まった感じ
がしたら収穫の時期です。株元を切って収穫
しましょう。収穫時期の目安は4~5月です。
収穫の時期になってもそのままにしておくと
成長し続けたキャベツが内側からの圧力によ
り、爆発したような形になってしまいます。
これを裂球と言います。
裂球しても食べることはできますが、味が落
ち、腐りやすくなってしまいます。
せっかく育ててきたキャベツですので、適切な
収穫時期を逃さず、収穫して旬の味を楽しんで
下さいね!
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