美しい体の色にくりっとした目、
表情豊かで愛嬌のあるセキセイインコ。
ペットを飼いたいけれど、
犬や猫は飼える環境にないという人たちを始め、
多くの人に愛され、飼育されています。
人の言葉を理解して真似をする様子は
愛らしく、癒やしを与えてくれる存在です。
飼うならオスがいい、メスがいい、
つがいで飼いたいなど、飼育する際は
いろいろと希望があるかと思いますが、
犬や猫と違い鳥の性別は意外と見分けにくいもの。
特にヒナのうちは確実に性別判定をするのが難しく、
ペットショップで購入したのに性別が違っていた!
なんてこともあるそう。
産まれたヒナを譲り受けたりする場合などは
自分たちで性別を判断しなくてはならないので
より判定が難しくなります。
しかしセキセイインコは
性別を見分けるポイントがいくつかあります。
種類によっても判定しやすさに差はありますが、
より確実に性別を見分けるために
見るべきポイントをご紹介していきます!
性別の見分け方
性別の見分け方はヒナの場合も成鳥の場合も、
「ろう膜」と呼ばれる鼻の部分の色を見て判断します。
ヒナのろう膜は基本的に薄いピンクをしていますが、
ピンクの色が強く、ろう膜全体の色が
全て同じ色をしているのがオス、
鼻孔の周りが白っぽいのがメスです。
このオスメスの違いは成長するに連れて
はっきりとしてくるので、
判定しづらい場合は1~2週間ほど待ってみると
差が出てくるかもしれません。
成鳥になってくるとよりオスとメスのろう膜の様子に
差がはっきりと出てくるようになります。
オスはヒナのときにピンク色をしていた
ろう膜が濃く青い色になってきます。
メスのろう膜は淡い青や褐色など、
白みがかった色になります。
ヒナと同様に
鼻孔の周りが白っぽいのもメスが多いです。
ろう膜を見る他に、
成鳥なら行動を見て判断することができます。
オスは繁殖のために尾羽を広げてメスにアピールしたり、
エサを吐き戻したりして
メスにプレゼントするなどの求愛行動を取ります。
メスは交尾を促すために
お尻を上げるなどの動きを見せます。
当然卵を産むのもメスです。
こういった行動で判断できるのが
もちろん成鳥になってからで、
ヒナの時期から飼う場合は
基本的にろう膜を見て判断します。
個体によって見分けやすさは異なり、
特にルチノーやハルクインといった種類は
判別が難しいと言われています。
成鳥になってから「思っていた性別と違った!」
なんてこともあるかもしれませんが、
だからと言って飼育を放棄したりせずに、
しっかりと可愛いがってあげてくださいね!
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