何らかの原因で突然起こる頭痛。
吐き気を伴うなど、日常生活に支障が出る
くらい症状がひどい方がいますよね。
よく見られる頭痛には
”偏頭痛”と”緊張型頭痛”があります。
一体これらの頭痛は
何が原因で起きているのでしょうか?
頭痛は種類によって原因や対処方法が異なり
ますので、症状別に特徴を見ていきましょう。
頭痛の症状
頭痛の原因は様々で、その症状によって
予防方法や対処方法は異なります。
よくみられる偏頭痛と緊張型頭痛について、
それぞれの特徴を見ていきましょう。
偏頭痛の症状
こめかみから目の辺りにかけて、心臓の
拍動に合わせるように、ズキンズキンと
波打つように痛む偏頭痛。
痛みは片方だけの人もいれば、両側が痛む
という人もいます。
偏頭痛の前には肩こりの症状が現れたり、
そろそろ偏頭痛がくるな・・・と偏頭痛の
前触れが分かるという方もいます。
一旦症状が出ると数時間から数日間症状が
続き、多い人では週1ペースで発症します。
偏頭痛の特徴は、
頭の位置が変わると痛みが増すことです。
頭痛の他にも、吐き気、嘔吐、下痢などの
症状が起きたり、気圧の変化、音や光に
敏感になりやすく、日常生活に支障が出や
すい頭痛です。
緊張型頭痛の症状
後頭部から首筋にかけて、頭を締め付けら
れるように痛む緊張型頭痛。
目の疲れや体のだるさを感じ始める午後から
夕方頃、頭痛の症状が起きる方が多いです。
吐き気、嘔吐、下痢などの症状はありません
が、慢性的に起きる方多いです。
頭痛の予防方法と対処方法
偏頭痛と緊張型頭痛では予防方法や対処方法
が変わります。逆に症状を悪化させてしまわ
ないように注意しましょう。
偏頭痛の予防方法
偏頭痛は
脳の血管が急激に広がることで発症します。
血管が広がることで血管の周囲にある三叉
神経が刺激され、この刺激によって発生する
物質がさらに血管を広げ偏頭痛を起こします。
寝不足や寝すぎ、人混み、疲労が溜まった時
など、偏頭痛が起きやすいコンディションが
わかれば意識して避けることができます。
どのような環境下になった時に、偏頭痛が
起きやすいのか記録しておきましょう。
また、チョコレート、ヨーグルト、チーズ、
ピーナッツ、油の多い食べ物、アルコール
特に赤ワインなどは偏頭痛を起こしやすく
すると言われています。
これらの食品の摂りすぎに注意しましょう。
◎頭痛が起きてしまったら・・・
偏頭痛が起きてしまったら、冷たいタオル
などで痛む箇所を冷やしましょう。
偏頭痛は脳の血管が急激に広がることで発症
しますので、冷やして血管が収縮すると頭痛
は緩和されます。
注
入浴やマッサージなど体を温めると、血管が
広がり逆効果になるので気をつけてください。
また光や音にも敏感になりますので、静かな
暗い場所で休むようにしましょう。
緊張型頭痛の予防方法
疲れが溜まっている時に起きやすい緊張型
頭痛は、首や肩の筋肉をほぐして血行を
促進させましょう。
デスクワークなど同じ姿勢が続く場合は、
簡単に行えるストレッチを行うと良いでしょう。
首を回したり左右に倒す、肩の上げ下げを
するだけでも血行は促進されます。
また座ったままよりも、立って軽いストレッチ
をするなど、全身の血行をよくするようにしま
しょう。
◎頭痛が起きてしまったら・・・
マッサージや入浴で体を温め、筋肉のコリを
ほぐし血行をよくしましょう。
仕事中など外出先で頭痛が出た場合は、お湯
で温めたタオルを首や目にあて温めると良い
でしょう。
日本人の3人に1人は
頭痛を持っていると言われています。
よく見られる頭痛は偏頭痛と緊張型頭痛で
すが、中には大きな病気が隠れている場合
もあります。
クモ膜下出血、脳出血、脳腫瘍、髄膜炎など
命に関わる頭痛もありますので、
突然の強烈な頭痛や頭痛が長く続く場合など、
心配な場合はすぐに医師に相談しましょう。