役立つ情報サイト

Japan Treasure Media search

フェレットの飼い方は?飼育方法を紹介!!

投稿日:

 

ヨーロッパケナガイタチを先祖に持つ

フェレットは、体長30~50㎝程のイタチ科

属する肉食性哺乳小動物で、古くから人々に

親しまれてきました。

 

世界中で狩猟、実験、毛皮採取ペット用に用

いられ、ネズミなどの害獣駆除にも役立って

います。

 

幼体から老体まで一生活発で好奇心旺盛な性

格は「成長しない子猫」とも例えられ、また

猫よりも人に懐く事から愛好家のみならず幅

広い世代に人気の動物です。

 

その飼育難易度は犬猫よりは簡単、しかし

その他小動物よりは難しいと言われており、

いくつか注意するポイントがあります。

 

そこで今回フェレットを飼育する際の

  • 飼育の前に
  • 用意する物
  • 日々のお世話
  • 寿命
  • 注意点

などをご紹介します。

 

飼育の前に

イタチ科の動物の臭腺とは

護身や縄張りを主張する時に、肛門近くにある

臭腺という所から「イタチの最後っ屁」と呼ば

れる独特の臭いを発します。

 

その中でもフェレットは特に臭いが強いと言

われ、家具や壁に臭いの分泌物を付け部屋が

臭くなる事があります。

 

日本で販売されているフェレットは生後間もな

く避妊・去勢・臭腺除去手術が行われています

が、完全に無臭になるわけではありません。

 

どのくらいの臭い?

飼育する前にペットショップで実際に臭いを嗅

ぎ、最後まできちんと責任を持てるか判断しま

しょう。

 

また、稀に手術が済んでいない個体が販売され

ている事もあるので、良く確認し必要に応じて

証明書などを発行してもらいます。

フェレット

 

 

用意する物

・ゲージ 

フェレットは基本的にゲージ内で飼育します。

好奇心旺盛で知能が高いため脱走の名人と言わ

れ、5㎝以上の隙間があるゲージに入れてしまう

と、いとも簡単に逃げ出してしまいます。

 

フェレット専用のゲージか、目の細かいゲージ

を選びましょう。理想的な大きさは幅60×奥行

60×高50㎝以上です。

 

・トイレ 

フェレットは消化から排泄までを3~4時間で行う

ので、1日に何度もトイレをします。

隅に排泄する習性を利用し、トイレを隅に設置し

て躾ましょう。

 

全身が入る大きさの物や、フェレット専用のト

イレを設置します。

 

・トイレ砂 

トイレに敷く砂は、フェレット専用か猫用のト

イレ砂を敷きます。あまり粒が細かいと誤飲し

てしまう事があるので、ある程度大きく、水分で

固まらない、誤飲しても無害の物を選びましょう。

 

・寝床 

フェレットの寝床はハンモックタイプが一般的

です。ゲージのサイズを確認し、それに合う物

を選びます。

 

また、

洗い替え用や季節に応じて素材を変えるなど

複数枚準備した方が安心です。

 

・給水ボトル 

給水皿に水を入れると、水遊びする事や排泄物

で汚染される事があるので、ボトルタイプをお

ススメします。

 

フェレットは1日300ml程水分補給するので、

それ以上の容量の物を選びます。

 

・餌 

基本的な主食はフェレット専用のドライフー

ドを使用します。迎えたばかりの幼体には、

購入したショップで与えられていた餌を使用

しましょう。

 

・餌皿 

餌の上に載って食べる習性があるので、ひっ

くり返らないような重量のある餌皿や、はめ

込み式、壁掛けタイプがおススメです。

 

・おもちゃ 

活発で好奇心旺盛な性格の為、遊ぶのが大好き

です。フェレット専用のおもちゃや猫じゃらし、

歯固めの様なゴム製の噛むおもちゃなど飽きな

い様に数種類用意します。

 

ただし小さいおもちゃは誤飲の恐れがある

で、口に入るような大きさの物は与えないよ

うに注意しましょう。

 

・温度計 

フェレットの適温環境は20~24度となります。

発汗機能が無く1度上がった体温を自力で下げる

のは難しい為、温度管理をする必要があります。

 

夏場など室温が30度以上になると、熱中症で

死んでしまう事があるので注意しましょう。

 

バスパレーフェレット【ティルト】初めてのケージ

 

 

フェレットは肉食性動物特有の短い消化器官

を持つため、消化・吸収・排出を3~4時間で

行います。

その為消化の良い高エネルギーの餌を1日7~

10回与えるのが理想です。

 

生後4ヶ月未満の幼体には水でふやかしたドラ

イフードを1回15g前後与えます。水でふやか

した餌は傷みやすいので、食べ残しはその都度

処分しましょう。

 

フェレットのおススメの餌は、こちらで詳しく

紹介しているのでご覧ください。

「フェレットの餌は何がいいの?おすすめを紹介!!」

 

 

日々のお世話

運動不足はストレスや病気の元なので、沢山遊

んであげ時にはお散歩に連れていきましょう。

 

また、

マーキングする動物なので様々な所に尿をかけ

ます。トイレ以外に付着した尿は非常に悪臭を

放ち匂いが取れづらいので、専用クリーナーな

どを使用して定期的に清掃し清潔を保ちます。

 

トイレが汚れたままだと別の所で排泄をしてし

まうので、トイレは常に綺麗にしておきましょう。

 

フェレットは耳垢が溜まりやすく、放っておくと

悪臭を放ち耳ダニも発生しやすくなるので、2週

間に1度は耳掃除をしてあげます。

 

ストレスや体調の変化がすぐに便に現れるので、

日ごろから便の色や状態をチェックしておきます。

フェレット

 

 

寿命

フェレットは他の小動物の中でも寿命が短い方

だと言われています。成長・老化スピードが速

く、老齢期の体調不良は命に関わる事もあります。

 

フェレットの寿命や、長生きさせるコツなどは

こちらに詳しく記載したので、参考にして下さい。

「フェレットの寿命は?長生きさせる為に必要な事も紹介!!」

 

 

注意点

ペットとして人気があるフェレットですが、診察可能な動物病院が犬猫と比べ圧倒的に少ないのが現状です。

またフェレットに詳しい獣医師も少ないので、事前に調べてかかりつけ医を見つけておきましょう。

 

病気の早期発見・早期治療の為、1年に1回、4歳以降は半年に1回健康診断を受けさせます。

 

フェレットは嗅覚が優れているので、芳香剤や香水などの匂いは強いストレスになってしまいます。

とくにアロマテラピーのオイルはフェレットにとって有毒で、ショック死をしてしまう事があるので、絶対に使用してはいけません。

 

フェレットは小さな隙間に好んで入り込む習性がある他、噛み癖もあります。

その為電化製品の裏側やエアコンの配管などに入り込んで、配線を噛んでしまわないように注意しましょう。

配線

 

 

まとめ

  • ✤ 飼育の前に、イタチ科の特徴である臭腺から
    の匂いを理解する。
  • ✤ ゲージ飼いを基本とし、夏場の温度管理に注意する。
  • ✤ フェレット専用フードを1日7~10回与える。
  • ✤ 体調の変化が便に現れるので、日頃から便の
    様子をチェックする。
  • ✤ 寿命が短く、老齢期の体調不良が命取りになる。

 

-ペット, 生活

Copyright© Japan Treasure Media search , 2024 All Rights Reserved Powered by STINGER.