柔らかく甘い春キャベツ、
春に楽しみな旬の味覚の１つです。
最近では品種改良や栽培施設の進歩に
より、1年中手に入る食材が多くなりました。
そうなるとそれぞれの食材の旬の時期や
出回る時期というのがだんだんと分から
なくなってきてしまいますね。
みなさんは春キャベツがいつ頃出回るもの
だか分かりますか？
普通のキャベツとの違いを把握していますか？
普段から料理をしている方は、実際に調理を
して、その違いを実感している方もいらっ
しゃるかもしれませんね。
今まで普通のキャベツと春キャベツの違いを
意識していなかった方も、それぞれの特徴を
知ることでより美味しく調理することができ
るようになるかもしれませんよ！
美味しい春キャベツの特徴と、手に入れるこ
とのできる時期についてご紹介していきます！
春キャベツとは？
春キャベツは、秋に種を撒き、春に収穫され
る品種のキャベツです。
出回り始めの時期の春キャベツは、新じゃが
いもや新たまねぎと同じように新キャベツな
どと呼ばれたりもします。
もともとキャベツは冬の野菜でしたが、
品種改良を重ねることによって暖かい時期にも
収穫できるようになったのが春キャベツです。
春キャベツとそれ以外のキャベツでは、種まき・
収穫の時期が異なるだけでなく、品種も別のも
のになりますので、特徴にも違いがあります。
通常のキャベツはしっかりと葉が詰まって、
ぎゅっとした楕円形なのに対し、
春キャベツは葉がゆるく重なるような状態で
詰まっておらず、断面は葉がふんわりしてお
り、持つと軽い感じがします。
※写真の断面はぎゅっとつまった通常のキャ
ベツの方です。
春キャベツをおいしく食べるには
春キャベツは通常のキャベツに比べて水分量が
多く、甘みがあり、葉が薄く柔らかいのでサラ
ダなどの生食に最も適しています。
しかし加熱する調理方法ではべちゃっとして
しまいがちなので、気をつけなくてはいけません。
葉が薄く、火が通りやすいので、サッと炒める
程度にすると甘さが引き立ち、柔らかい食感も
楽しむことができるのでおすすめです！
お好み焼きや餃子、ロールキャベツのようなしっ
かりと火を通す炒め物や煮物には春キャベツは
適していませんので、春キャベツ以外のキャベ
ツを使うようにしましょう。
なお、生のキャベツの繊維質はあまり消化によく
ありませんので、食べ過ぎや体調が良くない時の
摂取には注意が必要になります。
保存方法
また、みずみずしい春キャベツは通常のキャベ
ツに比べて長期間保存することに向いていません。
収穫・購入後はできるだけ早いうちに使い切る
ようにしましょう。
キャベツにはビタミンCが豊富で、他にも胃潰瘍
などの効果のあるビタミンUやカルシウムの吸収
を助けるビタミンK、カロテンやカルシウムなど
様々な栄養成分が含まれています。
春キャベツとその他のキャベツに含まれている
栄養成分はほぼ同じですが、カロテンは春キャ
ベツの方がおよそ3倍も多く、ビタミンCの含有
量も高いと言われています。
春の時期だけの味覚で栄養価も高いとなれば、
出回る時期にはぜひ積極的に味わいたいものですね！
時期はいつからいつまで？
春キャベツは前述の通り、秋に種を蒔き、
翌年の春頃に収穫・出荷されるものとなります。
ですから厳密に何月に出回るのが春キャベツ、
と定義することはできませんが、秋蒔きのキャ
ベツが収穫されるのはだいたい3～5月頃。
収穫の遅い地域のものでは7月の始め頃でも
店頭に並んでいることがあります。
暖かい地域で栽培されているものは2月中に
市場に出回るようになる春キャベツもある
そうですよ。
時期によっては春キャベツとそれ以外のキャ
ベツが一緒に店頭に並ぶこともあります。
見た目にも違いがありますので、どう違うの
か実際に見て確かめてみるのもいいですね！
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