夏と言ったら枝豆とビールが楽しみ!
という方も多いのではないでしょうか。
夏に限らず、
季節を問わずに多くの人から愛されているビール。
お店で飲んだり、市販の缶ビールを飲んだりするのが
普通だと思いますが、実はビールがご家庭で手作り
できることをご存知でしたか?
自分で作って自分で飲むビールだなんて、
なんだかワクワクしますよね!
自分だけのオリジナルビール、興味のある方は
ぜひチャレンジしてみてください!
手作りする良さとは?
手作りビールの良さはなんと言っても「酵母」にあります。
市販のビールは味が変化してしまわないように
酵母が取り除かれているのです。
しかし手作りのビールは酵母が生きています。
そして生きている酵母はじっくりと発酵して
ビールの命とも言える泡を作り出します。
生ビールの泡の美味しさを知っている方には
お分かりかと思います。
手作りビールはまさに生のビール。
酵母の作り出した泡はキメが細かく味も美味しいのです!
作り方
<注意点>
日本では、家庭でアルコール類を手作りする際に
アルコール度数が1%を超えると酒税法違反になり、
罰則の対象になります。
ビールを手作りする際、基本的に市販されている
手作りキットを使用しますが、キットの説明書通りに
作成すれば1%未満になるものがほとんどです。
説明書にアルコール度数や
酒税法についての明記がない場合はご注意ください。
<準備するもの>
初めてビールを手作りする方は、
市販されているスターターキットを使うと
ビール作りに必要な発酵タンクや温度計、
洗浄用のブラシなどが一式揃うのでとても便利です。
キット以外に必要なものは
- 大きめの鍋(5リットル以上)
- お玉、
- 砂糖
- 水
です。他にもビールを保存するためのビンが必要になります。
キットはビンがセットになっているものと
いないものがあるので、ついていない場合は別途ご用意ください。
<作り方>
- 大きめの鍋で分量のお湯を沸かし、沸騰したら火を止めて
缶に入っているビールの素と砂糖を溶かします。 - よく洗い、乾燥させてから消毒したタンクに鍋の中身を入れ、
総量が規程の量になるまで水を追加します。
*水はミネラルウォーターでも水道水でもお好みのもので。- 発酵に最適な温度は20~24℃。
- 季節によって温度が下がりにくい場合は
28℃くらいまで下がれば大丈夫なので、
タンクの温度が28℃以下になったら
ビールイーストを振り入れます。 - 40℃以上だとイーストが死んでしまうので
要注意です!
- 発酵するのでタンクのフタは
しっかり閉めずに乗せるだけにしてください。 - 7~10日ほど20~28℃を保ちつつ保管してください。
寒すぎる冬場や暑すぎる夏場は発泡スチロールの容器に
タンクと保冷剤や熱源となるものを入れて
温度を適温に保つ工夫をしてください。 - 味見をしてみて甘みがなくなっていたら発酵は終了です。
- よく洗い、乾燥させてから消毒をしたビンを用意します。
- ビンに2次発酵のための砂糖を入れ(4~5g程度)、
ビンにビールを注ぎます。 - ビンの上から4~5cmほど残します。
消毒した王冠を打栓器で打栓していきます。 - 打栓したら一度ビンを逆さまにして、
漏れがないか確認しましょう。 - これで作業は完了です!
後は冷暗所で保管して熟成を待つばかり。
ホームメイドビールのつくりかた
2週間たったらできあがりですが、飲み頃は1ヶ月以降。
6ヶ月くらい待つと更に美味しさが増すので、
飲みきらずに保管しておくと
最高に美味しい手作りビールが楽しめますよ!