歯切りという言葉をご存じでしょうか?
ミドリフグを飼育する際には
必ず知っておかなければならないことです。
歯切りとは文字通りに
歯をパチンとニッパーやはさみなどで切ること。
もちろんそれは飼い主がやってあげることです。
歯をはさみで切るなんて
かなり勇気がいることですが、ミドリフグを
飼育するなら直面する可能性がある事態!
歯切りってどうやるの?
そもそも必要なことなの?
ミドリフグの歯切りについてご紹介していきます!
ミドリフグの歯切りは必要なの?
ミドリフグに限らず、フグの仲間は
貝などの硬いエサも食べることができるように
丈夫な歯を持っています。
硬いものを食べることによって
歯が削れてしまいますが、歯がなくなって
エサを食べられなくなってしまわないよう、
歯が生涯伸び続けるという性質を持っています。
自然界に生息するミドリフグは貝を食べたり、
硬いものを噛んだりすることで
自然と歯が削れていきますが、
飼育されているミドリフグは硬いものを
食べる機会が少なく、削られずに伸びた歯が
伸びすぎてしまうということがあります。
歯の伸び方については個体差があるので、
必ずしも全てのミドリフグに歯切りを
行わなくてはならないわけではありませんが、
歯が伸びてきている場合、歯切りは不可欠です。
歯切りをせずに歯が伸びてきてしまうと、
歯が邪魔をしてうまくエサが食べられずに
成長が妨げられたり、歯で口に傷を作ってしまい、
傷口から病気に感染したりという危険性が高くなります。
やり方
準備するものは小型のニッパーかはさみ、
ミドリフグと水を入れるための容器(ボウルなど)、
そしてガーゼです。
はさみは眉毛を切るためのものや
赤ちゃんの爪を切るためのものが扱いやすいので
オススメです。
- まずは容器に
ミドリフグを飼育している水を入れ、
そこガーゼを沈めておきます。 - 歯切りするミドリフグを
優しくガーゼの上に乗せたらハサミを
持っていないほうの手で、ガーゼで包むように
ミドリフグの体を持ち、
手早く伸びている歯をカットします。
ミドリフグの歯を切ってみた
直接ミドリフグの体に素手で触れてしまうと、
人の体温でやけどを負わせてしまう可能性があるので
必ずガーゼやハンカチ越しに触れるようにしてください。
ガーゼを使っていても、長時間の作業は
ミドリフグの体にとって大きな負担となる恐れがあります。
歯を切るという作業は思い切りが必要なので、
手早く行うのは難しいと感じる方も多いかと思いますが、
可愛いミドリフグのためにパッと済ませてあげましょう。
ミドリフグの身体を包んで持ち上げるのに
ピッタリな、コットン100%のやわらかい
ダブルガーゼです。
40番手の糸で編まれたこちらのガーゼは、
手作りマスクや赤ちゃんの衣類にも使用
できるほどの優しい肌触り。
約100cm×74cmと大きめサイズなので
ミドリフグのサイズに合わせて必要な量を
カットしてお使いいただけます。
ミドリフグの歯切りにオススメな
赤ちゃん用の爪切りです。
小さく薄い刃は先端が丸く加工されているの
で、ミドリフグの身体を傷つけにくい構造と
なっています。
ハンドル部分は3本の指で支えるタイプなの
で、握った際にバランス良く安定して使用で
きます。しかも、抗菌剤が入った樹脂を使用
しているからとっても衛生的!!
薄くてやわらかい赤ちゃんの爪を切るために
考えられた商品だから、安全面や衛生面も
しっかり重視されているのが嬉しいですね。
万が一誤って口を傷つけてしまった場合のために、
薬浴用の薬も用意しておくと安心ですね。
こちらの製品は、病原菌や雑菌に対して
強い抗菌力を発揮するニトロフラゾンと
スルファメラジンナトリウムを配合しており
安心して魚類に使用できる魚病薬です。
水にさっと溶けやすい顆粒状なので
水槽に直接投薬できるのが便利ですね。
こちらの薬品は、水草類に対しては有害とな
ります。水槽の中に水草がある場合は、必ず
取り出してからご使用ください。
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