運動によって呼吸が乱れることは
よく起こる現象ですが、酸欠になって運動
ができなくなったという人がまれにいます。
こうなってしまうと運動を続けることが
できなくなるだけでなく、体調不良にも
つながってしまいますね。
酸欠にならないようにする対処法
を抑えることができれば、運動をすることも
怖くありません。
今回は運動による酸欠の対処法・対策法に
ついてまとめました。
運動して酸欠になるのは何故？
体を動かしていると、安静時より呼吸が乱れ
ていきます。
通常であれば酸欠になるほど乱れることは
ありませんが、普段運動を行っていない人や
心肺機能の低い人は、酸欠になることがまれ
にあるのです。
人間は運動を行うと筋肉が多く酸素を消費します。
さらに、激しい運動を行った場合は急激に
血圧が下がり、脳にまで十分な酸素が行き
届かなくなるのです。
こうしたことが理由で酸欠の症状が現れ、
そのまま運動を続けていると気を失って
しまう可能性もあります。
これは運動後低血圧と呼ばれている症状の
うちの1つです。
運動後低血圧は
頭痛や吐き気などが起きることもあり、運動
不足の人や低血圧の人が、運動を長時間行った
ときに起こりやすいです。
また、ハードな運動を無理に行った場合も、
このような症状が起きるリスクが上がるでしょう。
運動をして酸欠になったらどう対処すれば良い？
まずは運動をすぐに中止し、横になって
ゆっくり休みましょう。
もし頭痛や吐き気などの症状があれば、薬を
飲んでおくことも大切です。
クーリングダウンを行って徐々に体を正常な
状態に戻せば、酸欠やその他の症状は消えて
いきます。
脳にしっかりと酸素を送ることができれば、
苦しい酸欠が収まる時間も早くなるので、
リラックスすることが重要なポイントです。
呼吸が浅くて疲れてるのは酸欠！【胸式呼吸】で解消しよう
動画のような胸式呼吸は、酸欠状態の体に
高い効果を発揮します。
ろっ骨を大きく動かすことで肺を広げる
ことができ、上手にガス交換をすることが
できるでしょう。
これで全身に酸素が行きわたり、酸欠だけ
ではなく疲労感も改善することができます。
一度呼吸法を覚えてしまえば、どこでも
行うことができますね。
しなやかな体を作る毎日の９分間ストレッチ【柔軟性を高めて代謝UP】
もしクーリングダウンが足りないと感じた
場合は、簡単なストレッチや足踏みを行う
のがおすすめです。
軽く体を動かすことで血行が良くなり、体に
酸素が行きわたりやすくなります。
さらに体の柔軟性を高めて、疲れを取る効果
もありますので、普段から行うとより良いです。
酸欠になって疲れてしまった心と体を癒して
くれるので、ゆったりと楽しみながら行いましょう。
運動時に酸欠にならないようにするには？
運動した際に酸欠になる理由の多くは、
運動に体が慣れていないのに無理をしたから
です。
まずは軽い運動から始めるようにしましょう。
例えばサイクリングや足踏み体操は、運動
初心者でも簡単に行うことができます。
有酸素運動を室内でしちゃおう！
例えばこのような運動も、
室内で気軽に行うことが可能です。
運動強度はそれほど高くありませんが、
これも立派な有酸素運動になるので、健康促進
やダイエットの効果があります。
1か月続けて問題が無ければ、もう少しレベル
アップした運動を取り入れてみても良いでしょう。
また、酸欠は水分不足が原因で起こることも
あります。
運動を行う際は、事前に必ず水分を十分に
補給することを意識してください。
長時間運動をする場合は、途中で水分を取る
時間を設けても良いでしょう。
酸欠は非常に苦しいだけではなく、場合に
よっては体調不良にもなってしまい、行動が
制限されてしまいます。
事前に対処をすることで、これらの症状が
起こらないようにすることが可能です。
自分の体をしっかり守れるように、運動時
には必ず対策を行いましょう。そうすること
で、運動がより楽しく感じられるはずです。