普段梱包に使用されているダンボールですが、
子供が食べてしまったという話や、遭難した人が
食べて生き延びたという話を聞いたことはありま
せんか?
そもそもダンボールを
食べることで害はあるのか、気になりますね。
今回はダンボールを食べることが
可能なのかどうかについてまとめました。
ダンボールを食べたという例は?
ダンボールを食べたという話は、これまで
ニュースや番組などで取り上げられているので、
ご存知の方もいるのではないでしょうか。
ホームレスで食べるものに困っている人や、
災害に合って緊急的に食料が必要になった人が
ダンボールを食べたという話が一番有名ですね。
美味しいものでは決して無いが、
腹の足しにはなるため食べているようです。
海外でもダンボールを食べて生き延びた人
がいましたが、身体検査の結果は特に異常が
見当たらなかったと報じられたことがありま
した。
ニュース以外にも、子供やペットがいるご家庭では、
目を離しているうちにダンボールを食べてしまって
パニックになった経験がある人も多いでしょう。
身の回りでも、
実はダンボールを食べている人や生き物がいるの
です。
ダンボールは食べられるのか?
こうして様々なシーンで口に入っているダンボール
ですが、有害成分は含まれていないため、直ちに
健康被害が出るものではありません。
ダンボールの成分は基本的に古紙が使用されて
おり、原料はパルプでできています。
さらにタルクや炭酸カルシウムなどが含まれて
おり、いずれも身体に対して無害な物質なのです。
ダンボールって食べられる?【料理】
中にはこうしてダンボールを食べる実験をして
いる人もいますが、体に被害が出ている様子も
ありません。
ダンボールは胃に入るとすぐに溶かされて
ボロボロになり、便とともに排出されます。
例えば子供やペットが食べてしまった場合でも、
心配する必要はありません。しかし、大量に
食べてしまった場合は別です。
一度に多くの量を摂取したり、日常的に食べたり
した場合、ダンボールが消化しきれずに
胃に残る・腸に詰まるなどの症状が出て
しまいます。
注
そして、ダンボールの成分に害が無いとは
言っても、栄養があるわけでも美味しいわけ
でもありません。
ダンボールは食品ではないので、口にしない
ようにしましょう。
ダンボールを子供やペットが食べてしまったときは?
目を離している間に
ダンボールを食べられてしまった場合は、
どのように対応したらいいか焦ってしまいますね。
子供もペットも好奇心旺盛なので、様々な物質を
口に入れてしまいがちです。
ダンボールを食べる猫
遊ばせている間に、この動画のようにダンボールを
食べてしまうこともあります。
- まずは口の中を確認し、ダンボールが
残っていた場合は取り除きましょう。 - 飲み込んでしまっても無理に吐かせたり
せず、呼吸や表情に異常はないか確認して
ください。
紙製品であるダンボールは毒性が無いため、
特に変化が無ければ様子を見ても問題ありません。
ただし、飲み込んだ際にむせて咳が続いたり熱を
出したりすることがあります。
こうした異変があれば、
すぐに病院に連れて行きましょう。
- また、一度に多くのダンボールを食べて
しまったときも腸・胃に影響を起こして
しまう可能性があるので、病院を受診して
ください。
普段から子供やペットが手の届く場所には、
ダンボールを置かないようにする配慮をした
ほうが良いでしょう。万が一のことを避ける
ためにも、できる限り徹底してください。
毒性が無く口にしても問題が無いダンボール
ですが、やはり食品ではないため、食べない
ほうが良いでしょう。
万が一災害や緊急時に口にしないといけない
ことがあれば、胃や腸に負担をかけないよう
少量を口にする必要があります。
また、ペットや子供が口にした場合は、あわてたり
せずに冷静な対応が必要です。