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魚の寄生虫は加熱すれば問題無い?種類や対策方法を紹介!!

更新日:

 

魚に寄生している寄生虫、買ってきた魚

から見つかるとびっくりしますよね。

 

寄生虫といっても、食中毒を引き起こす

ものもいれば、見た目によくないだけで

特に人間体に害がないものもいます。

 

これらを見つけてしまったら、どのよう

すればいいのでしょうか?

 

それでは魚に寄生する寄生虫の種類

や、対策方法を見ていきましょう。

【魚の寄生虫の種類】

アニサキス

サンマ、サバ、イワシ、アジ、サケ、カ

ツオイなど、多くの魚に寄生している

”アニサキス”

 

小さな幼虫が魚の内臓に寄生していて、

鮮度が落ちてくると内臓から筋肉に移動

します。

 

体長2〜3cmほどの糸状の幼虫で、目

で見つけることができますが、筋肉に移

動してしまうと見つけるのが困難になり

ます。

 

アニサキスが寄生した生の魚を食べる

中毒症を起こし、中でもシメサバ

が原因の食中毒が増えています。

 

通常は2〜8時間で中毒症状(胃アニサ

キス症が起こり、稀に10時間以上す

ぎてから症状腸アニサキス症)が起き

る場合があります。

 

胃アニサキス症の場合は、激しい腹痛、

吐き気、嘔吐が起こり、腸アニサキス症

の場合は、激しい腹痛、腹膜炎を起こし

ます。

 

クドア・セプテンプンクラーラ

ヒラメの筋肉に寄生する”クドア・セプテ

ンプンクラーラ”

 

クドア・セプテンプンクラーラはとて

も小さく目で見て確認することができま

せん。

 

ヒラメの刺身など生で食べることが中毒

症状が起こる原因で、筋肉内に大量に寄

生していると起こります。

 

原因となる食品を食べてから、早いと1

時間〜数時間で中毒症状が起こり、激し

い嘔吐と下痢を起こします。

 

症状は一過性なので、長く続くことはあり

ません。

クドア・セプテンプンクラーラによる食中

毒は、夏場に多く発生しています。

 

ニベリニア

スルメイカ、マダラ、スケソウダラなど

に寄生している”ニベリニア”

 

米粒のような見た目で、誤って食べても

特に害はありません

 

テンタクラリア

カツオの内臓や内臓周辺の筋肉に寄生し

ている”テンタクラリア”

 

小さな白い点で、包丁の先で簡単に取り

除くことができます。

誤って食べても特に害はありません

 

ブリ糸状線虫

ブリ、ハマチ、イナダなどに寄生してい

”ブリ糸状線虫”

 

体長5〜60cmとかなり大きく、内臓

はなく筋肉に寄生していることが多いです。

 

ブリ糸状線虫が寄生した箇所は大きな穴

が空き、その周辺は変質してしまいます。

 

変質してしまった箇所を食べても、特に

問題はありません

 

サンマヒジキムシ

サンマ、メカジキなどに寄生している

”サンマヒジキムシ”

 

身に虫の頭部か深く突き刺さっている

ので、無理矢理取ろうとすると頭の付

け根でちぎれて残ってしまいます。

誤って食べても特に害はありません

 

ディディモゾイド

マダイ、カツオ、カジキなどに寄生して

いる”ディディモゾイド”

 

生きているときは黄色ですが、死んでし

まうと黒っぽく変化します。

誤って食べても特に害はありません

 

【寄生虫の対策方法】

上記のように、寄生虫といっても必ずし

も食中毒を起こすような害のある寄生虫

ばかりではありません。

 

また、筋肉に寄生していると見つけるの

は困難で、決して魚屋さんの怠惰ではな

いことも知っておいてください。

 

見つけた場合は返金や交換で対応しても

らいましょう。

 

魚で食中毒を起こさないように、対策方

を見ていきましょう。

 

・調理器具、食材、手や指の間をよく洗う

 

・食材をよく加熱する。(加熱すること

 でアニサキスは死滅します。)

 

・食材を冷凍処理する。(−20度以下

 24時間以上冷凍することで、アニサ

 スは死滅します。家庭用冷凍庫なら48

 時間は冷凍しましょう。

 

・生で食べたい場合は一度冷凍して、解

 凍してから食べる。

 

・より新鮮な魚を選ぶ。

 

・なるべく早く魚から内臓を取り除き、

 冷凍処理をする。

 

・内臓は生で食べない。

 

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