みなさん
日本酒風呂の効果を知っていますか？
日本酒をお風呂に入れて入浴すると、
アルコール成分が血管を拡張させ、血行促進や
新陳代謝を高める効果があると言われています。
そして日本酒には
様々な美容に良い成分が含まれていて、美容効果
も期待できるとあって人気の入浴方法です。
決して高い日本酒を使う必要はありません
ので、手軽に始められるというのも良いです
よね。
それでは、日本酒風呂の効果や入浴方法を
ご紹介します。
日本酒の成分
日本酒は
玄米を精米し、蒸したものに麹菌や
酵母を加えて作られたものです。
日本酒を作る杜氏の方々の手は、白くてキメが
細かく、とてもキレイと有名ですよね。
健康な肌になるには
皮膚はコラーゲンが網目状になっていて、
肌の油分を保っていますが、このコラーゲンが
不足すると肌の潤いはなくなってしまいます。
肌の潤いがなくなると、肌にハリがなくなり、
しわやたるみの原因となります。
そしてこのコラーゲンを作るのに必要となる
のが、アミノ酸です。
日本酒の中にはアミノ酸が豊富に含まれて
いて、このアミノ酸が皮膚の再生を助けて
くれます。
アミノ酸の働きは他にも、メラニンの生成を
抑えてシミやくすみを抑えます。
他にも美容に良い成分で、フルーツ酸や
フェルラ酸も含まれています。
フルーツ酸は古くなった角質を取り除く
ピーリング効果、フェルラ酸ははアミノ酸と
同様メラニンの生成を抑えます。
お風呂に日本酒を入れると得られる効果
日本酒風呂には様々な効果が期待できますが、
具体的にどの様な効果があるのか見ていきましょう。
美肌
日本酒を使った手作り化粧水は、肌がしっとり
して美白効果があると有名です。
自宅で手作りの日本酒化粧水を作っている方
もいますよね。
これはシミやくすみの原因となるメラニンの
生成を抑える、”αエチルグルコシド”という
成分が日本酒に含まれているからです。
保温効果・保湿効果
肌に潤いを閉じ込めて、しっとりとした肌を
保ちます。これは日本酒に含まれる”オリザブ
ラン”という成分が肌に浸透するからです。
日本酒には豊富なアミノ酸の他にも、乳酸や
尿素などの保湿成分も含まれています。
肌の乾燥を防いでくれるので、冬の乾燥トラ
ブルにも効果的です。
血行促進・冷え性改善・肩こり改善
血管拡張作用によって体温を上昇させ、体が
ポカポカと温まり血行が良くなります。
お風呂上がりも温かさは持続しますので、
冷え性や肩こり改善も期待できます。
アレルギーの改善
アトピーや花粉症などのアレルギー症状は、
カテプシンBという酵素からが作られる”免疫
グロブリン”が原因です。
日本酒の中には、このカテプシンBの働きを
阻害する働きがあります。
老廃物を排出する
肌の新陳代謝が活発になると、肌の再生も
活性化します。
体が温まり血行が促進されることで、溜まった
老廃物を排出します。
簡単！すぐできる日本酒風呂
【日本酒風呂の作り方】
日本酒風呂は湯船に日本酒を入れるだけ。
- 一般家庭の湯船のサイズで、
約コップ３〜４杯程度入れましょう。
もちろんスーパーで売られている
安い日本酒で構いません。 - また日本酒風呂に塩をひとつまみ入れると、
さらに発汗が促されますので、デトックス
効果が高まります。
お風呂の残り湯で洗濯をしている方もいる
と思いますが、日本酒風呂に浸かった残り湯
は捨てるようにしましょう。
日本酒をお風呂に入れるのは勿体無いという方は
代わりに酒粕を使用しても良いです。
【酒粕風呂の作り方】
- 約２００〜３００gの酒粕をガーゼや
手ぬぐいに包み、湯船の中に入れます。 - 酒粕を揉むと、乳白色の酒粕が溶け出し
てきてお肌がしっとりとしてきますよ。
※酒粕をそのまま入れると、排水溝が
詰まってしまうので注意しましょう。
浴槽に皮脂汚れの様に酒粕がこびりつきます
ので、入浴後は掃除を忘れず行いましょう。