昔ながらのお手玉は、
地域や時代によって特徴があります。
”生地の両側を絞った”たわら型”、茶巾絞り
の”かます型”、箱型になった”まくら型”、
4枚の布を組み合わせた”ざぶとん型など
様々です。
重さは、卵よりも少し軽い40gが
一般的なようです。
お手玉は大きな布を使わないので、
自宅にある着なくなった洋服や可愛い
端切れ布を使って、色々な柄が合わさった
お手玉も作れます。
それでは、裁縫初心者の方でも簡単に
作れる、可愛いお手玉の作り方をご紹介します。
小豆を入れた”ざぶとん型”のお手玉の作り方
昔ながらの小豆のお手玉は、重さがちょうど
よく、手に当たった時の感触や音もいいです
よね。
4枚の布を組み合わせた”ざぶとん型”の
お手玉を、子供の手のサイズに合った
小さいサイズで作ってみましょう。
お手玉の作り方
【材料】
- 生地4枚 4.5×9センチ
- 小豆
- ソーイングセット(針、糸、ハサミ)
【作り方】
- 生地を2枚用意し、縦と横にL型に
重ね合わせます。 - 生地が合わさった縦上と横上を並み
縫いします。※目の数は4.5センチ側で12目を
目安に細かく縫ってください。
小豆は粒が大きいので、もう少し荒く
ても構いません。 - 次に、残りの横上と、縦左横を縫い
ます。 - 次に、横横と、残りの縦左横を縫い
玉結びします。 - もう2枚も同様に縫います。
- ”4”と”5”の生地を表に返し、中表
に合わせます。お互いを並み縫いで
縫い合わせます。 - 最後の一ラインだけは、小豆の入り
口を少し縫わずに残し、返し口を作り
ます。 - 返し口から生地をひっくり返します。
- ”8”に小豆を半分ほど入れます。
- 返し口を少し内側に織り込み縫えば、
小豆を入れた”ざぶとん型”のお手玉の
完成です。
着なくなったベビー服を利用した、”たわら型”のお手玉の作り方
お気に入りだったベビー服には思い入れが
あるので、捨てずに取っておきたいものも
あります。
お子様が成長した時に、昔着ていたベビー服
で作ったお手玉で遊んでくれたら嬉しいですね。
【子どもおもちゃ】超簡単お手玉の作り方⭐︎ベビー服が可愛いお手玉に大変身!
【材料】
- 生地 20×15センチ
- ストローを小さく切ったもの
- ソーイングセット(針、糸、ハサミ)
【作り方】
- 生地の端から1センチの箇所を並み
縫いします。※玉留めはしないでください。 - 生地を半分に折り並み縫いをし、
玉留めをします。 - 玉留めをしていない方の糸を引き、
ギャザーを寄せます。 - ギャザーが寄った”3”の口をきつく
巻いて、玉留めします。 - 生地を表に返します。
- ”5”に小さく切ったストローを8分目
まで入れます。 - 生地の上から1センチの箇所を並み
縫いします。 - ”7”を内側に折り曲げ、糸をきつく
縛ります。 - きつく縛った部分を十字に縫い、玉留め
をすれば、ベビー服を利用した”たわら型”
のお手玉の完成です。
ベビー服のキャラクターや、可愛い柄の部分
を使って作ると、お手玉に個性が出て可愛い
ですよ。
赤ちゃん用の手袋を使った、簡単お手玉の作り方
裁縫が苦手な方でも簡単に作れる、
赤ちゃん用の手袋を使ったお手玉です。
お手玉の中はビーズなので、洗濯もできて
清潔に遊ぶことができますよ。
不器用でも作れる赤ちゃんお手玉の作り方
【材料】
- 赤ちゃん用手袋
- ビーズ
- ソーイングセット(針、糸、ハサミ)
【作り方】
- 手袋にビーズを詰めます。
手袋はパンパンにしないで、半分〜
7割ほど詰めてください。 - 手袋の手首のゴム下を並み縫いします。
- 手袋のゴム上の生地を手袋の中に押し
込みます。 - ”3”の糸を絞って手袋の口を閉じます。
- 糸を絞ったらビーズが出てこないよう
に、口を十字に縫います。 - 最後に、手袋の口をぎゅっと絞って
玉留めをしたら、赤ちゃん用の手袋を
使ったお手玉の完成です。
自宅にあるものでも十分にお手玉を作る
ことができそうですね。
大人も子供も楽しめる昔ながらのお手玉を
使って、楽しく遊んでくださいね。