梅雨が明けるか明けないかの時期にやってくる
七夕の行事には、真夏にやってくるたくさんの
イベントごととは少し違った雰囲気があります。
七夕は奈良時代に中国から伝わったと言われて
いて、元々のコンセプトは裁縫の上達を願うもの
でした。
今では願い事をすることのみが風習として残って
いて、色んな飾りで笹をデコレーションするのが
七夕行事になっています。
その中でも菱飾りは、色んな飾り付けの一つとして
昔から親しまれている形ですよね。
四角形の角を上下左右の方向にした菱の形は、
菱餅や家紋など昔から日本において様々な場面で
出てくるので、それだけ馴染みの深い形である
ことが伺えます。
七夕飾りにおける菱飾りは、色とりどりの紙で
つづって作ることで天の川を表現していることが
多く、一層鮮やかな笹を演出する飾りとしては
持ってこいです。
今回は、そんな菱飾りの作り方を詳しく紹介して
いきます。
【超簡単】基本的な菱飾りの作り方
基本的な菱飾りはとても簡単で折ったり切ったり
することはありません。
小さめの折り紙と糊か両面テープなど貼るものさえ
あれば出来てしまいます。注意するポイントとして
は、出来るだけ濃淡を考えた色合いで各パーツを並
べていく点です。
こちらの画像のように色の濃淡を上から下に
かけて明るくしていけば立体感も出てきれいに
なりますよね。
敢えての一色で作ってしまうのもありですが、
その場合は笹に対するアクセントとして目立つ色
にした方がバランスとしては良くなるでしょう。
あとは貼り付け部分の範囲を多くし過ぎない
こともきれいに作るコツです。
外れないように気を使い過ぎて、重なっている
部分を多くすればそれだけ短くなり全体がモタっと
してしまいます。
外れない範囲で出来るだけ少ない面積で貼り付ける
ようにしましょう。
【応用編】型抜き菱飾りの作り方
こちらの菱飾りは、はさみを使って一枚の折り紙
から型抜きすることで複数の菱飾りを作っていく
方法です。
切れ込みを入れるポイントを押さえておけば
簡単にできるので、ぜひ挑戦してみましょう。
① まずは三角に半分に折ります。
次に辺に対して平行になるように切れ込みを
入れていきますが、勢い余って分断してしまわ
ないようにしましょう。
こちらの動画でも詳しく説明しているので、
ぜひ参考にしてみてくださいね。
【七夕の折り紙】ひし形飾りの折り方
② 切れ込みは内側に向かって三箇所入れて
いきます。それぞれが互い違いになるように方向
を変えながら切れ込みを入れていきましょう。
④ 切れ込みを入れ終わったら広げて繋がっている部分
を中心にめくっていきます。
⑤ ひし形の枠がサイズを変えながら下に繋がって
いけば、ちょっとスタイリッシュなひし形つづりの
完成です。
【3D感!】大人な菱飾りの作り方
こちらの菱飾りは立体的なで少し難易度の高い
作り方ですが、とてもきれいなので七夕飾りには
持ってこいですよ。
両面カラーの折り紙で作れば、より一層おしゃれに
作ることができるので、この機会にぜひ挑戦してみて
ください。
① まず最初は同じように三角に折りますが、
この作り方ではもう一回半分の三角に折ります。
② 次に折り目の部分を角の方から、同じ幅を余ら
せるように切れ込みを入れていきましょう。
角に近いほど短い切れ込みになるはずです。
こちらの動画でもくわしく説明しているので、
ぜひ参考にしてください。
七夕飾り クリスマス 簡単 折り紙 origami tanabata Xmas
③ 切れ込みを入れたらひし形に広げて左右の端
同士を糊で固定します。
④ 次に裏返してから同じように端同士を固定
しましょう。これをヒダになっている分だけ繰り
返していけば3D感溢れる複雑なひし形シルエット
の飾りが完成します。
菱飾りはシンプルで簡単なものから複雑でハイク
オリティなものまで、幅広く作ることができます。
複雑な菱飾りもコツさえ掴めば誰でも作れる飾り
なので、ぜひ挑戦してみてくださいね。
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