突然ですが、みなさんはふとした瞬間に
空を見上げたくなることはありませんか?
忙しい毎日を送っていると癒しが欲しくなり、
空を眺めたりする方も多いのではないでしょうか?
空は見上げるたびに、
表情がすこしずつ違います。
その主な表情をつくっているものが「雲」です。
毎日違う形をしている雲を眺めることって
楽しいですよね。
では、そんな素敵な表情を作ってくれる雲には
具体的にどのような種類があるのでしょうか?
それでは、雲を知る旅に出発です!
雲の種類
雲は、様々な形があり、
たくさんの表情を空に描いてくれます。
そんな雲にもいくつか種類があります。
具体的にどのような種類があるのか早速見て行きましょう!
①巻雲(けいうん)
雲の中で最も高い位置にでき、
刷毛ではいたような薄い雲が特徴的な雲の種類です。
先の方が少し巻いたような形になるため
この名前が付けられたと言われています。
そのため、別名では「はけ雲」と呼ばれます。
②巻積雲(けんせきうん)
秋によく見かける事が出来る雲です。
小さい雲の粒が多く集まって出来た雲で、
小さな点々がいくつも連なって見えることが特徴的です。
形がとても崩れやすいので、
その経過をゆっくり眺めながら観察することも
たまには心がいやされていいですね。
また、その特徴的な形から、
別名で「うろこ雲」や「イワシ雲」とも呼ばれています。
③巻層雲(けんそううん)
薄く、ベールで覆ったような形が特徴的なこの雲ですが、
実は飛行機雲と一緒にできやすい雲なので、
見つけやすいかもしれません。
別名で「かすみ雲」とも呼ばれるほど、
全体に薄く広い範囲で広がっています。
④高積雲(こうせきうん)
秋に見やすく、いろんな形で見る事ができる雲です。
形的には、フワフワの動物が群がっているように見えるのが特徴的で、
フワフワの動物の代表格でもある羊を例え
「ひつじ雲」といわれることもあります。
巻積雲との違いは、
こちらの方が大きく、分厚いということです。
⑤高層雲(こうそううん)
THE曇りの日を思い浮かべるような、
そんな曇りの日の理想的な良く見る雲がこちらの雲です。
薄い灰色のような乳白色に覆われていることが特徴的で、
太陽の光がぼやけて見えます。
平らに見え、あたり一面を覆い尽くします。
⑥乱層雲(らんそううん)
いわゆる、一般的な「雨雲」とはこの事です。
とても厚いことが特徴的な雲で、
とても暗くなり、その暗さは太陽の光が届かず
車のライトをつけて走りたくなるような暗さです。
雨の長く続く秋雨前線の際に、良く見かけます。
⑦積雲(せきうん)
絵本や、こどものお絵かきによく登場する雲です。
雲と言えば、これを連想する方が多いような一般的な雲で
とても親近感がわきやすいかと思います。
夏はとても高い位置にあるのですが、
秋にかけてこの雲はだんだんと下がってきて、
平べったく低くなることが特徴的です。
⑧層雲(そううん)
雲と呼ばれるカテゴリー史上、
もっとも低い雲といわれている雲です。
少し高い山など多くの場所で見かける事があります。
皆さんも、遊びに行った際に
山に雲がかかっているのを見た事があるかもしれません。
山全体を覆うように雲がかぶさっています。
⑨層積運(そうせきうん)
「曇り雲」や「まだら雲」とも呼ばれるこの雲。
いくつかの厚めの塊がすきまなく集まった雲の状態を言います。
分厚い雲が覆っている場合はたいていこの雲です。
⑩積乱雲(せきらんうん)
よく耳にする名前の雲です。
理科の教科書や天気予報でもよく目にするので、
一度は聴いたことがあると思います。
いわゆる、「入道雲」といわれる雲はこれです。
縦にでかい雲で、一時的な雨や夕立、
雷等の原因となる雲の主な種類はこの雲です。
北陸の方にはなじみが深いのでは?
雲の出来方
では、雲はどのようにして出来上がるのでしょうか?
簡単にまとめてみました!
【材料】
水、氷、空気中のチリ
【出来方】
①空気中の水や氷が終結する
②地上付近の温かい空気が上昇するにつれ、だんだん空気の温度が下がる
③空気中のちりと水蒸気が合体し、水や氷の結晶になる
④結晶が集まり、雲になる
雲の主成分が水や氷ということには、
最初聴いた際にはとても驚いたことを覚えています。
雲で天気予報ができるの?
雲について知る事が出来たと思います。
そこで気になるのが、
天気予報を雲でわかるのかどうかということです。
雲で天気予報は出来るのでしょうか?
結論からいうとすることは可能です。
方法としては、雲の形や種類から見分ける事が出来ます。
雲を見るだけで天気が分かるなんて素敵ですよね。
皆さんも一度試してみてはいかがですか?