ちょうど良い気候の日に
外で風でも当たりながら、お昼寝したいなぁ
なんて思えるほど、普段からのんびり暮らす
ことができない日本人。
ギスギスした生活は
休み方が分からなくなるほど人を疲弊させていきます。
そんな疲れた方の為に、一気に現実から逃避して
心からリフレッシュさせるアイテム「ハンモック」
の作り方についてご紹介します。
ハンモックの由来
ハンモックは第二次世界大戦で軍艦の寝床として
ヨーロッパで広く普及しました。
16世紀から17世紀の軍艦は帆を立てて動く船が
主流だったので、船体が傾いたまま走行する時間
が長く通常のベッドで寝ていると転げ落ちたりし
て非常に危険でした。
そこで、体を常に水平に保てるようハンモックを
使ったんですね。よく考えられたものです。
ハンモックを作る前に環境を確認
ハンモックを設置する為には様々な方法があります。
先ずはどこに設置したいか?を明確にし、ある
程度傷をつけても大丈夫な場所なのか?を確認
しましょう。
次に広さを確認します。
狭くても作り用によっては不可能ではないので、
部屋のどこに置くのか?を想定するといいでしょう。
用意する道具
では実際にハンモックを作るための道具を揃え
ていきます。
- 150cm幅の丈夫な布を4m
キャンバスと呼ばれる綿や麻で作られた丈夫な
布がオススメです。
- 6mmのナイロンロープを12m
登山用品店、アウトドア用品店で販売されています。
- カラビナ2つ
丈夫な金属のリングですね。
同じくアウトドア用品店などで売られています。
- 15cmレザーストラップ20個
レザー用品のDIYアイテムが売られているお店で
販売しています。
ハンモックの作り方
ハンモック作り自体は以外にも簡単です。
- ロープを1mと5mに2本ずつに切る。
- 布の長辺を三つ折りにしてミシンで縫う。
- 短辺は25cm〜30cm付近で折る。
- 更に折った部分の真ん中でもう一回折って
筒状に縫う。 - 前項で筒状にした部分にレザーストラップを
輪っかにして片側10個ずつ縫い付ける。
- 5mロープをレザーストラップにとおす。
- 1mロープを木などの固定するものにくく
りつける。 - 1mと5mロープをカラビナで繋げれば完成。
ここで紹介している動画は、より簡単なハンモック
の作り方です。但し、丈夫な木がある事が前提なの
で留意してください。
Hammock Making in 3 minutes
ご覧いただいたように、重要なポイントは布より
も、それを固定するための設備と丈夫なロープの
結び方です。
極端な話、ロープの結び方さえマスターすれば大
きな布一枚で如何様にも作れてしまいます。
その他のポイントとしては、やはり安全面ですね。
特に屋内に設置する場合は、ロープをくくる
金具を増やす事で負荷が分散され、より頑丈に
つくることもできます。
基本的には200kgの負荷がかかる事を想定して
作るといいでしょう。
ロープの結び方
ハンモック自体ができても落ちないか不安ですよね。
そこで重要になってくるのがロープの結び方です。
この動画では、8の字結びのやり方を紹介するの
で、ぜひ参考にしてください。
8の字結び
賃貸マンションの一人暮らしでも可能なのか?
賃貸で設置するにも限界があるし、中庭があって
木があるわけでもないので、最初から諦めがちで
すが心配無用です。
ハンモックスタンドを使えば、木や柱も必要ない
ですし、壁を傷つけることもしなくて済みます。
ハンモックベースと呼ばれる、ハンモックを吊る
すための骨組みであれば6000円程度で購入可能です。
布の長さとハンモックベースの幅を考えてロープ
の長さを決めるようにしましょう。
日本人の観点からはあまり馴染みがなく、どちら
かと言えばテレビや雑誌の中だけの世界で非現実
的な印象を持っている方が多いと思いますが、
使って見ると意外に実用性は高いように思います。
最近では
ハンモックカフェと呼ばれるお店が出てきたり、
また赤ちゃんの寝かしつけに活用している方も
いらっしゃいます。
寝不足に悩んでいる方にとって、ハンモックが
革命的なアイテムとなるのかもしれませんね。