役立つ情報サイト

Japan Treasure Media search

暑中見舞の書き方は?マナーと文例を紹介!!

投稿日:

 

〠 暑中見舞いとは

夏の厳しい時期を無事に過ごして欲しいと思う

心のやりとりです。

 

Eメールが一般的になった現代でも、

数は減ったものの無くならない

日本の素晴らしい文化の1つだと思われます。

 

日本人は昔から季節感を大切にしました。

暑中見舞いのハガキ1枚の中にもその季節感、

その季節感を守るためのルールがあります。

 

日本の美しい心の文化、

暑中見舞いを今年は出してみませんか?

 

暑中見舞いとは?

image001

夏の土用から立秋までの期間を「暑中」といいます。

そのためこの時期に出す夏の挨拶状、

相手の安否や健康を気遣う手紙(ハガキ)を

暑中見舞いと言います。

 

江戸時代は夏バテを防ぐ食べ物を土産にして

ご機嫌伺いに行きましたが、大正時代になると

ハガキによる暑中見舞いのやりとりが一般的に

なりました。

 

その背景には郵便制度の発達があります。

夏の厳しい時期を無事に過ごして欲しいと

相手を気遣う言葉を送ることは日本独特の習慣であり、

 

Eメールに発達により手紙(ハガキ)の

やり取りが減った現代でも年賀状同様

くじ付きの暑中見舞いはがきも販売されるほど

未だ根強い文化が残っています。

 

立秋以降は「暑中見舞い」は

「残暑見舞い」へと名前を変えます。

内容は同じですが、「残暑」と言葉を変えること

で厳しい夏の終わりを意識することができます。

 

日本人は昔から暑中見舞いのように

四季折々の行事を大事にしながら

季節の移り変わりを過ごしてきたのです。

 

 

出す時期は?

image002

暑中見舞いのハガキを送る時期は7月~8月の期間です。

「一年で一番暑い時期に気遣いの言葉を送る」ことが

目的であるため、8月中に送ることが一般的です。

 

土用の日から送り始める人が多いですが、

送り始める時期に明確なルールはありません。

 

梅雨が明けたら送る人もいますし、

小暑(7月7日)が過ぎて送る人もいます。

「暑くなって来たな」「暑さが厳しいな」と

思ったときに送るとよいのです。

 

健康を害しやすい暑い時期を

無事に過ごしてもらうための気遣いが目的であり、

よほど時期がずれていない限りマナー違反にはなりません。

 

 

気を付けたいマナーは?

image003

7月~8月の期間中ならば

暑中見舞いはいつ贈ってもいいですが、

8月8日以降は「暑中見舞い申し上げます」ではなく

「残暑見舞い申し上げます」と残暑見舞いにしましょう。

 

立秋を過ぎると

「秋になってもまだ暑さが残っている」と挨拶が相応しいです。

 

暑中見舞いの目的は

「一年で一番暑い時期に気遣いの言葉を送る」ことなので、

相手の体調を気遣う言葉を必ず入れましょう。

 

お中元を貰った場合には、お中元のお礼の言葉を

近況報告に織り交ぜて添えるという人が多いです。

 

暑中見舞いの締めに日付を入れる場合は、

「平成○○年〇月〇日」のように具体的な日付は書かず、

「平成〇〇年 盛夏」と書くことが慣例です。

 

残暑見舞いの場合は「盛夏」ではなく、

「晩夏」や「立秋」もしくは「八月」と書くのが慣例です。

 

 

例文

image004

暑中見舞いに書くのは次の5つです。

 

  1. 「暑中お見舞い申し上げます」とやや大きめの文字で冒頭に
  2. 時候の挨拶
  3. 近況報告
  4. 相手の体調を気遣う言葉
  5. 日付

 

✓ 知人に書く暑中見舞いの例文を紹介します。

 

暑中お見舞い申し上げます。

梅雨が明けて本格的な暑さが続いておりますが、

いかがお過ごしでしょうか。

我が家では庭の朝顔が咲き誇り、

毎朝花の数を子どもたちと数えるのが

日課となっています。

暑さはこれからが本番ですが、

どうかくれぐれもご自愛下さい。

 

平成○○年盛夏

 

✓ 転居後に出す場合は新天地での近況を書くと喜ばれます。

 

暑中お見舞い申し上げます。

毎日暑い日が続いておりますが、

いかがお過ごしでしょうか。

 

こちらは東北に来て初めての夏です。

東北と聞いて涼しい土地と想像していましたが、

そちらよりも暑いのではと

思う日が連日続いています。

 

今年の夏は暑くなりそうですね。

どうかくれぐれもご自愛ください。

 

平成〇〇年盛夏

 

近況はどんな内容でもかまわないので、

気軽に書きましょう。

◊ 友人に対して送る場合は肩の凝らない文章で構いません。

あくまでも大切なのは相手の体調を気遣う心です。

 

-年中行事, 生活

Copyright© Japan Treasure Media search , 2024 All Rights Reserved Powered by STINGER.