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ニホントカゲの飼い方は?飼育方法を紹介!!

更新日:

 

トカゲ科トカゲ属に分類される

日本で最も有名なニホントカゲは、体長15~

27㎝、黄金の縦縞模様にメタリックブルーの

尻尾が非常に綺麗な生き物です。

 

成体のニホントカゲは体が丈夫な為、野生生物

では飼育しやすい種類に分類され「トカゲ飼育

の入門」とも言われているようです。

 

また、つぶらな瞳に愛嬌のある顔立ちは、爬虫

類愛好家の方のみならず女性にも人気があります。

 

しかし

育てやすいとされるニホントカゲですが、

変温動物のため温度管理や越冬などいく

つか飼育ポイントがあります。

 

そこで今回ニホントカゲを飼育する際

  • ニホントカゲの入手法
  • 用意する物
  • 飼育方法
  • 餌やり
  • 寿命
  • 注意点

などをご紹介します。

 

ニホントカゲの入手法

ニホントカゲは年々個体数が減少している

で、取り扱いのあるペットショップも非常に

少ないです。

そのため飼育する個体を入手するには、野生の

ニホントカゲを捕獲する必要があります。

 

4月~10月の暖かい時期の午前中~昼間にかけ

て、草原や山地、石垣などニホントカゲの好む

場所を探せば比較的容易に発見出来ます。

 

発見後は素手やトラップ、トカゲ釣りなどで

捕獲し、出来るだけ早く持ち帰って下さい。

 

トカゲ

 

 

用意する物

飼育ケース

 爬虫類専用ゲージの他、水槽や衣装ケースな

どでも代用可能ですが、小さすぎる飼育ケース

では個体にストレスを与えてしまうので大きめ

の物を選びます。

 

60㎝以上の大きさがあり、脱走防止蓋が付いて

いるタイプが理想です。

 

床材 

ニホントカゲは変温動物のため、肌寒くなると

早々に土に潜り冬眠するので、床材は必須アイ

テムになります。

 

黒土・腐葉土をブレンドして作る他、捕獲した

場所の土を使用する事も出来ます。

この時床材の量が少なすぎると冬眠に失敗して

しまう恐れがあるので、床材は必ず5㎝以上

くようにしましょう。

 

石、流木、レンガ 

ニホントカゲは変温動物のため日光浴をして体

温を調節しています。

 

石や流木、レンガなどの上で日光浴をすると、

照り返しからの熱でお腹も温められるので是非

設置しましょう。

 

 

ニホントカゲは

基本的に生きている虫しか食べません。コオロ

ギやミールワームをペットショップで購入する

か、野生の虫を採集して与えます。

 

栄養補助剤 

野菜や果物、人工飼料を食べない為非常に栄養

が偏り、ビタミン・ミネラル不足になる事があ

ります。

 

餌となる虫にビタミン剤やカルシウム剤などを

振り掛けて与えましょう。

 

水入れ 

ニホントカゲは頻繁に水を飲むので、水をきら

さないようにします。給水しやすいよう浅くて

口の広い物を選びましょう。

 

霧吹き 

ニホントカゲは適度な湿度を好み乾燥を嫌う

ので、床材を霧吹きで湿らせてあげます。

 

しかし常に湿っている状態もあまりよくない

ので、床材が乾いたら湿らせる程度にします。

 

隠れ家 

屋外飼育の場合隠れ家が無ければ熱中症になる

事がありますので、日差しを遮る隠れ家を設置

する事をおススメします。

 

紫外線ライト(屋内飼育) 

紫外線はニホントカゲの新陳代謝を正常に保た

せるのに必要不可欠です。

屋外飼育の場合は太陽光で十分紫外線を浴びて

いますが、屋内飼育の場合は紫外線ライトの設

置は必須です。

 

暖房機(屋内飼育) 

屋外飼育では寒くなると冬眠するので必要あり

ませんが、屋内飼育で冬眠させない場合は保温

球やヒーターなどを使用して温度を管理する必

要があります。

 

二ホントカゲの冬支度の準備始める保温と紫外線対策

 

 

飼育方法

屋内飼育 

気温の変化に弱いので、直射日光が当たらない

場所に飼育ケースを設置します。

紫外線ライトを設置していますが、太陽光には

かなわないので時々窓辺で日光浴させましょう。

 

この時飼育ケース全体が直射日光に当たらない

ように注意します。

直射日光はどんどん飼育ケース内の温度を上げ、

数分で死に至るほどなのでケースの半分程度が

陽に当たる場所に設置します。

 

冬は窓辺に置くとケース内の温度が下がり過ぎ

てしまうので、窓辺から遠ざけ暖房器具を使い

約25度を維持します。

 

屋外飼育 

一番注意しなければならない飼育ケースの設置場所

直射日光が当たる場所に置いてしまうとほぼ

確実に熱射病になり、最悪の場合焼け死んで

しまいます。

 

屋外では直射日光が当たらなくても十分な量の

紫外線を浴びているので安心して下さい。

 

また

雨に直接さらされる場所は、飼育ケースに雨水

が溜まり溺死する恐れがあるので注意が必要です。

 

屋外には天敵となる猫や鳥がいるので、襲われ

ないようにアミなどを被せて保護します。

 

冬眠の時期と餌やり

気温が下がり徐々に土の中に隠れている時間が

長くなって来たら、飼育ケース内の生き物(生餌)

を取り除き、温度差のあまりない場所に置いて

冬眠させます。

 

冬眠中は餌やりの必要はありませんが、時々水を

変えて床材は乾燥させないようにしましょう。

 

冬眠明けから数週間はあまり刺激しないようにし、

餌やりは週に1回程度にします。

空

 

 

餌やり

屋内飼育で冬眠させない場合は3日に1回程度の

餌やりで十分ですが、屋外で飼育する場合は越

冬する体力を付けさせるために、9月中旬~10月

中旬頃は餌を多めに与えて太らせます。

 

しかし

未消化の餌がお腹に残ったまま冬眠してしまうと、

冬眠中に体内で腐敗して死んでしまうので、肌寒

くなってきたら徐々に餌の量を減らします。

 

ニホントカゲの主な餌やおススメの餌などは、

こちらに詳しくまとめたので参考にして下さい。

「ニホントカゲの餌は何がいいの?おすすめを紹介!!」

 

 

寿命

ニホントカゲは丈夫で野生生物の中では長生き

する方に分類されますが、幼体はかなり飼育難

易度が高く生後1年の間に死んでしまう事が多い

ようです。

 

ニホントカゲの寿命と長生きさせるコツについ

ては、こちらに詳しく記載したのでご覧ください。

「ニホントカゲの寿命は?長生きさせる為に必要な事も紹介!!」

 

 

 

注意点

ニホントカゲは多頭飼いをすると縄張り争いや、餌の取り合いになるので単独飼育が基本です。

特にオス同士を一緒にするとトラブルの原因となるので注意しましょう。

 

飼育初期は過剰に触れ合ったり、常に観察したりしてはいけません。

環境の変化を好まないニホントカゲがストレスを感じ、拒食をおこしてしまう恐れがあります。

 

トカゲ

 

 

まとめ

  • ✤ ペットショップでの取り扱いが非常に少ない
    ので、基本的に野生の個体を捕獲入手する。
  • ✤ 屋内飼育では紫外線ライト、暖房器具が必須。
  • ✤ 直射日光が当たらない場所で管理し、屋外では
    天敵予防のネットを設置する。
  • ✤ 3日に1回餌やりをし、冬眠前は多めに餌を与える。
  • ✤ 成体は丈夫で長生きだが、幼体は飼育が難しく
    死んでしまう事が多い。

 

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