姿の美しさと餌の入手しやすさから
ペットとして人気のヒバカリ。
「噛まれれば命はその日ばかり」と
考えられていたことからヒバカリという名前が
つけられていますが、実際には毒はなく、大人しいヘビです。
ペットとして飼育する場合は
ペットショップなどで購入することもできますが、
どの地域でもよく見られる種類なので、
自分で捕獲して飼育する方も多いようです。
温度や湿度の変化に敏感で、飼育下での
冬眠も難しいので、飼育が簡単とは言えませんが、
それでもぜひ飼ってみたい!という方は
捕獲にチャレンジしてみてください。
ヒバカリの捕獲方法についてご紹介していきます!
ヒバカリの捕獲方法
<捕獲に適した場所>
ヒバカリの生息地は本州、四国、九州、
佐渡島、隠岐、壱岐、五島列島、下甑島、屋久島と、
日本国内に広く分布しており、
低山地や山地の森林に多く見られます。
湿気を好むので
田園地帯や水辺を探すと発見しやすいです。
そういった場所にはヒバカリのエサとなる
カエルやオタマジャクシがいるので、
エサを食べにきていることもあります。
<捕獲に適した時期や時間帯>
ヒバカリは夏頃に産卵、孵化するので
幼蛇を捕まえたいのであればその時期がおすすめ。
10cmほどのとても小さな体なので
かなり見つけにくいですが、
その可愛さから幼蛇も人気があります。
秋・冬の冬眠前、冬眠中のヒバカリを捕獲するのは
おすすめできません。
飼育下で冬眠させるのは難しく、
また冬眠中に捕獲してしまうと
再冬眠できずに死んでしまう可能性が高くなります。
捕獲するならば活動を始める春以降がおすすめです。
ヒバカリは昼行性で、
エサを食べに動くのは早朝や夕方が多いので
そういった時間帯に田園地帯や水辺に
足を運んでみるといいでしょう。
<捕獲方法>
ヒバカリのような小さいヘビは、
罠などを作るのではなく手で捕獲するのが最も確実です。
進行方向を遮るように
片手を出し、すくうように捕獲します。
あまり手に力を入れ過ぎないように
気をつけてくださいね。
ヒバカリの歯はあまり大きくないので
噛まれても大きなキズにはなりませんが、
念のため軍手などをして採取すると安心です。
採取した後はあまり長い間触っていると、
人間の体温でぐったりしてしまうこともあるので、
洗濯用のネットなどを持って行くと
荷物にならないうえに優しく
ヒバカリの体を保護することができるので便利です。
ヒバカリは生息している場所にはたくさんいて、
いない場所にはまったくいないと言われているので、
もし捕獲中に逃げられてしまっても
また同じ場所で発見できるかもしれません。
諦めずに根気強くトライしてみてくださいね!
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