春になると見かけるようになるライラック。
ブドウの房のような特徴的な形と
甘い香りが人気で多くの人に愛されています。
小さな花と
ハートのような形の葉が可愛らしいですよね!
水やりも肥料もそれほど必要がなく、
育て方も比較的簡単なので
おうちで育ててみるのはいかがでしょうか?
春先になると庭が甘い香りで満たされて、
外に出るたびに幸せな気分になれますよ!
ライラックの基本的な育て方についてご紹介していきます!
種類はどれくらいあるの?
ライラックはとても種類が多く、
現在2600品種が正式登録されています。
よく見かけるのは薄紫の花をつけるものですが、
白やピンク、赤紫色の花を咲かせるものもあります。
花も花びらが大きめのものや八重咲きのものなど様々。
1m前後の低木タイプから4~6mにもなる
中高木タイプまであるので、
ご家庭で栽培される場合は栽培スペースに応じて
選ぶようにしてくださいね!
育て方
ライラックは主に苗木を植えて育て始めます。
苗は園芸店などで入手することができます。
挿し木で増やすことも可能です。
おすすめは露地植えですが、
種類によっては大きめの鉢植えで栽培することも可能です。
鉢植えで育てたい場合は種類をよく確認し、
低木の品種を選ぶようにしてくださいね!
露地植えの場合は水はけのよい場所を選んで
植え付けてください。
<植え付けの時期>
ライラックは寒さに強いので、
植え付けは11月~3月頃に行います。
苗を植える場合
事前に腐葉土をよく混ぜ込んでおいてから植え付けます。
種から育てる場合
園芸用の土を入れたポットに
1粒ずつ重ならないように種をまき、
薄く土を被せて日陰に置き、本葉まで育てます。
本葉が3~4枚まで育ったら鉢植えや庭に植え替えましょう。
<管理の仕方>
鉢植えで育てる場合、
土が乾燥したら水をたっぷりあげましょう。
露地植えの場合は夏場で
土が乾燥している日が続くという場合を除けば
水やりの必要はありません。降雨だけで十分です。
肥料もやせた土地でなければほとんど必要ありません。
1年に1回、葉の落ちる時期に油カスなどの
有機肥料を与えるだけで十分です。
鉢植えの場合は水やりをすると
肥料の成分が流れてしまうので、
花の時期が終わったら
化成肥料を追加してください。
<剪定>
ライラックの花は4~5月頃に見られます。
開花期を過ぎたら剪定をしましょう。
あまり剪定しすぎてしまうと
樹の生長を妨げてしまうので、スペースの関係で
コンパクトに収めたいという場合以外は
あまり刈り込みすぎないようにしましょう。
<注意点>
耐寒性の強いライラックですが、
その分暑さに弱いという弱点があります。
よく日に当てることで花付きはよくなりますが、
西日などが当たる場所では株が弱ってしまったり、
花付きが悪くなったりすることがあるので注意が必要です。
また、暖地で栽培する場合は
特に品種をよく選ぶことが大切です。