お肉を使おうと思ったら解凍するのを忘れて
いた!こんなときにオススメの裏技的な解凍
方法。
食材の解凍方法は色々ありますが、今回はど
この家でもあるフライパンを使ってお肉を素
早く解凍してみましょう。
それではフライパンで急ぎで肉を解凍する方
法は?オススメの方法をご紹介します。
【すぐにお肉を解凍したい!フライパンを2個使った解凍方法】
フライパン2個、水、冷凍された肉を用意し
てください。
早く解凍するには一番熱伝導のいアルミ製の
フライパンがオススメ、なければ鉄製やステ
ンレス製でも大丈夫です。
フライパンが2個なければ、鍋やバットなど
でも代用可能です。
フライパンを使った冷凍肉を早く解凍する方法
1 フライパンに約3cmほど水を入れます。
※お湯の方が早く解凍できますが、肉に
熱が通り過ぎてしまわないように常温の
水を使いましょう。
2 もう一つのフライパンを裏返し、その上
に冷凍肉を乗せ、水を入れたフライパン
を肉の上から重ねます。
3 食材の量や厚みにもよりますが、約20
0gの肉が5分程度で解凍することができ
ます。
♦ フライパンを使った時短解凍を上手にする
ポイントは、食材を冷凍する時になるべく平
らにして冷凍することです。
早く解凍するには、食材とフライパンの接地
面積が大切で、接地面が大きいほど食材に熱
が伝わりやすく、早く解凍することができま
す。
フライパンとフライパンの間に食材を挟んで
も安定するという目的もあります。
また気温も食材に熱を伝える要素の一つなの
で、室温が暖かい場合は解凍具合を見ながら
行ってください。
♦ 鳥もも肉のような丸みがあって、平らでな
い肉を解凍したいときは、フライパンよりも
深い鍋を使用します。
鍋に水を入れ、ジップ袋やビニール袋に入れ
た冷凍食材を鍋に入れます。
※肉に水が触れてしまわないように、ジップ
袋やビニール袋の口をしっかりと閉じてくだ
さい。
一回り小さな鍋か、お皿を食材の上に重ね、
食材が浮いてこないようにペットボトルなど
で重石をします。
どうしてフライパンで解凍ができるの?
フライパンを2個使った解凍方法は、素材の
熱伝導の性質をうまく利用した方法です。
熱伝導とは高い温度から低い温度に熱が移動
していく性質のことですが、フライパン、常
温の水、気温などが冷凍食材に伝わることで
早く解凍することができます。
アイスクリーム専用スプーンもこの熱伝導の
性質を利用したもので、体温が手からスプー
ンに、スプーンからアイスクリームに伝わり、
アイスがちょうどいい溶け加減になります。
【数分でお肉が柔らかくなるフライパン解凍】
1 水70mlをフライパンに入れ、冷凍した
肉をジップ袋のまま入れます。
2 フライパンに蓋をして、そのまま強火で
約3〜4分加熱します。
※焦げないように注意してください。
3 火を止めて、約1分余熱で蒸します。
食材が完全に解凍する手前で取り出しま
しょう。
上手に解凍するポイントは、食材を取り出す
時以外は蓋を取らないことです。
蓋を取らないことで、フライパンの中の”凝
縮熱”がふっくらしっとりと肉を解凍してく
れます。
蒸し焼きにするので肉から水分も逃げません。
肉の形状によっては火が通り過ぎてしまった
り、温度差が激しいのでドリップが出やすく
なりますが、解凍した肉はそのまま調理に使
うことができます。
♥ 解凍している間に他の食材の下ごしらえが
できる、一石二鳥な解凍方法です。
凝縮熱って何?
凝縮熱とは気化熱のことです。
フライパンに入れた水が蒸発することで熱が
発生し、その熱が肉の内部まで伝わり解凍す
ることができます。
調理途中に肉の量が足りないことに気がつい
ても、すぐに解凍して調理に使えるので、知
っておくと何かと便利な裏技です。