食材を冷凍保存しておくと、いざという時に
さっと使えてとても便利。
安売りしている時にまとめ買いして、冷凍室
にストックしている人は多いですよね。
お肉を美味しく食べることができるように、
冷凍する際に注意した方がいい点はあるので
しょうか?また、どれくらいの期間を目安に
食べきればいいのでしょうか?
それでは肉の冷凍方法で注意する点は?保存
期間も合わせてご紹介します。
【お肉の冷凍方法】
お肉はナマ物なので、お買い物が終わったら
なるべく早く自宅の冷蔵庫へ。
温度変化があるとお肉からドリップが出てし
まうので、できるだけ温度変化を与えずに、
素早く冷凍保存するようにしましょう。
お肉の買い物は一番最後
お肉は温度変化を嫌います。
スーパーを順番に回って買い物するなら、買
い物かごにお肉を入れるのは一番最後にしま
しょう。
また冷蔵庫に入れるまでに時間がかかりそう
なら、エコバックの他に保冷袋も用意してお
きましょう。
♦ スーパーにある無料の氷をお肉と一緒に詰
めておけば、暖かい日のお買い物でも安心です。
お肉は空気に触れないように保存
お肉は空気に触れると酸化が進んでしまいま
す。
雑菌やカビの繁殖の原因になりますので、ラ
ップにピッタリ包んで保存しましょう。
そしてお肉は買ってきたトレーのまま冷凍し
ないで、トレーから出してラップに包んで冷
凍してください。
使いやすい量に小分けして保存
できるだけ早く凍らせるために、塊にしない
で薄く小分けにしてラップで包みましょう。
1回に使う分に小分けしておけば、使いたい
時に使いたい量をすぐに解凍することができ
るので便利です。
急速冷凍
お肉を小分けに包んだら、素早く冷凍しまし
ょう。
冷蔵庫に急速冷凍機能があればそこへ、ない
場合は熱伝導のいいアルミのトレーに置いて
冷凍室に入れてください。
そのまま冷凍室に入れるよりも、冷凍時間が
早くなります。
空気を抜いて冷凍保存
冷凍保存するときはジップ袋などに入れて、
しっかりと空気を抜きましょう。
密閉していないと酸化したり、霜がつきやす
くなります。
♥ 冷凍用のジップ袋を使えば、低い温度にも
耐えることができて、電子レンジでそのまま
解凍にも使えます。
【冷凍したお肉はいつまで保存できるの?】
冷凍保存の基本は、鮮度がいいうちに密閉保
存です。
お肉をいかにいい状態で冷凍できるかは、お
肉の鮮度が大切です。
お肉を買ってきたらその日のうちに冷凍する
か、すぐに食べきるようしましょう。
すぐに使うつもりだったから冷蔵庫に入れっ
ぱなし、その後冷凍保存に切り替えても、す
でに鮮度は落ちてしまっています。
冷凍保存とはいえ、お肉の脂肪やたんぱく質
は時間が経過すると変化してしまいます。
脂肪が変化しにくいのはマイナス30℃以下
ですが、家庭用の冷凍庫はマイナス18℃前
後なので、長期保存には向いていません。
お肉を長期冷凍すると酸化や乾燥の原因にな
るので、お肉を美味しく食べるなら1ヶ月以
内には食べきるようにしましょう。
いつ買った食材なのかわかるように、保存し
たジップ袋に日付を書き込んでおくと、使い
忘れを防ぐことができます。
また冷凍庫の開け閉めをすると、庫内の温度
が上がってしまいます。
お肉だけにかかわらず他の食材にもよくない
ので、頻繁な開け閉めはあまりしない方がい
いでしょう。
また食材を長期間保存しておくと、”冷凍焼
け”が生じていることがあります。
冷凍焼けしたお肉は、くすんだ色になり表面
が乾燥しています。
空気に触れる状態で冷凍していたり、冷凍と
解凍を何度も繰り返していると、冷凍焼けが
生じます。
お肉の状態が悪くなると味が落ちて美味しく
ないので、冷凍焼けしないようにしっかりと
密閉保存するか、早めに食べきるようにしま
しょう。