寒い時期になると
店頭でよく見かけるようになる牡蠣。
むき身のものを、調理前にさっと洗って下準備・・・
という方もいらっしゃるかもしれませんが、
ちょっと待った!!
実は牡蠣は目で見るだけではよく分かりませんが、
ぬめりの部分に汚れが付着しているのです。
そして
その汚れは水で軽く洗っただけでは
しっかり取り除くことができません。
さらに真水で洗うと、
牡蠣の成分が抜けて水っぽくなり、
加熱した時に縮んで
味も見た目も損なわれてしまうのです。
そのため、
牡蠣を洗うには昔から塩や大根おろしなど
様々なものが使われ、美味しくいただくための
知恵が受け継がれてきています。
今回ご紹介するのは小麦粉で牡蠣を洗う方法!
同じ粉物としては
片栗粉で洗う方法がよく知られていますが、
小麦粉でも汚れを落とすことができますよ。
汚れを落として白く美しい牡蠣に!
小麦粉で牡蠣を洗う方法をご紹介していきます!
牡蠣を小麦粉で洗う良さとは?
小麦粉を使って洗う場合、汚れを粉に吸着させて、
水や塩水で洗って粉ごと汚れを洗い落とす
というイメージで牡蠣を綺麗にしていきます。
粉状の小麦粉は、
汚れの落としにくい牡蠣のヒダの部分にまで
しっかりと入り込み、汚れを吸着する役割を
果たしてくれるのです。
大根おろしのように
わざわざすり下ろす必要もなく、すぐに使える
かつご家庭で常備していることの多いものなので、
必要なときにパッと使えるのが小麦粉洗いのよいところ。
牡蠣フライにしようとしている場合は
フライにする際に小麦粉を使うので、
フライの準備がてら
むき身を洗うのに使うと一石二鳥ですよ!
洗い方
- まずは牡蠣のむき身を、
水を切ってからボウルに入れます。 - ボウルに入った牡蠣に
- 小麦粉をまぶすように軽く混ぜます。
- この時に塩も一緒に入れるとぬめりが落ちやすく、
仕上がりもふっくらしますよ!
- 小麦粉、塩をまぶしたらボウルに水を注ぎ入れ、
手でグルグルとかき混ぜて牡蠣を注ぐようにします。
- 水が汚れたら捨て、再度水を入れて
綺麗になるまで繰り返しゆすいでいきます。 - あまり長時間水につけていると
味鮮度の落ちる原因になりますので、
手早く済ませるようにしましょう。
小麦粉はダマになりやすいので、落としきれずに
牡蠣の身に残ってしまうことがあります。
小麦粉が残ると吸着した汚れも
牡蠣にそのまま残ってしまうことになるので、
きちんと落としきるようにしましょう。
- これで牡蠣の下処理は完了です。
炊き込みご飯や鍋、フライ、シチューなどに調理して、
美味しくいただきましょう!
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