お鍋にフライ、寒くなってくると牡蠣のシーズン。
美味しいだけでなく、
「海のミルク」とも呼ばれるほど栄養豊富な牡蠣は
積極的に摂りたい食品の1つでもあります。
ご家庭で牡蠣を調理する際、
みなさんはどのように牡蠣を洗っていますか?
牡蠣の洗い方はいろいろありますが、
「真水では洗わない」というのが基本です。
浸透圧の関係で、
真水で洗った牡蠣は膨れてしまい、
加熱すると縮んでしまいます。
そうならないために
真水以外で洗うのが鉄則ですが、
今回は塩で洗う方法についてご紹介していきます。
塩ならだいたいどのご家庭にも
常備しているものですし、
塩で洗うことによる良さもありますよ!
きちんと洗って美味しくいただこう!
牡蠣を塩で洗う方法についてご紹介していきます。
牡蠣を塩で洗う良さとは?
牡蠣を塩で洗うことの良さは3つあります。
まず、塩は常備しているご家庭が多いので
特別に用意する必要がないこと。
塩以外には大根、片栗粉などで洗う方法が有名ですが、
どちらも常備していないこともあるものですよね。
✔ 家にあるものですぐできるというのは
塩洗いの良さです。
✔ 次に塩で洗うことで
牡蠣の成分の流出を防ぐことができます。
真水で洗うと牡蠣が膨らむのは
牡蠣の成分の流出によるもの。
見た目はふっくらして美味しそうになりますが、
味は水っぽくなり、せっかくの牡蠣の美味しさが
損なわれてしまいます。
塩水で洗えば牡蠣の成分を流出させることなく、
美味しさをキープすることができます。
✔ そして最後に塩水だと牡蠣のぬめりを
とりやすいということがあげられます。
水に溶けにくいぬめりも、
塩水には溶けやすい性質があるため、
汚れや生臭さを吸着している
ぬめりをしっかり取り除いてくれます。
洗い方
塩を使って洗う場合、海水程度の塩水を使って
その中で牡蠣を洗う方法と
塩だけを牡蠣の身にまぶすようにして洗う方法
があります。
どちらも仕上げは真水であらうので、
たくさん塩を使っても、
ひどくしょっぱくなってしまうことはありません。
今回は塩をまぶすように洗う方法をご紹介します。
牡蠣貝の洗い方
- 牡蠣のむき身をざるやボウルなどにあけ、
塩をふりかけます。だいたい一握り程度の量です。 - 手で揉み込むようにすると
汚れやぬめりは落ちやすくなりますが、
牡蠣の身を傷つけてしまうことがあるので、
心配な方はざるやボウルを円を描くようにして
回して塩を行き渡らせてください。 - 次に真水で汚れやぬめり、そして塩を落としていきます。
流水で洗い流してもいいですし、
ボウルに真水をためてその中で優しく手でこすって
洗っても大丈夫です。 - ボウルで洗う場合は数回水を換えながら、
汚れが気にならなくなるまで洗いましょう。 - 最後にざるにあげてしっかり水を切れば完了です!
どの方法で洗うにしても、
ポイントは手早く優しく洗うこと。
鮮度を落とさず、牡蠣に傷をつけずに
できるだけ美味しく食べたいものですね!
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