春と秋のお彼岸、中日は祝日なので、
普段はなかなか行くことのできないお墓参りに
行かれる方も多いのではないでしょうか。
かつては
頻繁にお墓を訪れて手入れをしたり
手を合わせたりする習慣がありましたが、
生活の変化などにより、お彼岸やお盆にだけ
お墓を訪れる人が多くなりました。
そうなるとおろそかになりがちなのが
お墓参りのマナー。
お墓参りでどんなことをすればいいかは
分かっていても、細かいマナーとなると
いまいちピンとこない方も多いのではないでしょうか。
どんな服装で行けばいい?
どんな花をお供えすればいい?
そんなお彼岸のお墓参りの疑問についてお答えします!
どんな服装がいいの?
お墓参りの服装に決まりはありません。
法事や法要がある場合は
もちろん礼服など黒を基調とした服装をするのが
マナーですが、お墓参りをするだけならば
そういった服装をする必要はありません。
普段からこまめにお墓の手入れをしている場合は
大丈夫ですが、お墓が遠方でお彼岸やお盆にしか
お参りにいけないような場合は、
しっかりとお墓の汚れを落とし、清めてから
お参りをする必要があります。
きちんとお墓の手入れができるよう、
動きやすく、多少汚れても気にならないような
服装で行くといいでしょう。
普段から手入れがしてあって、
お墓の手入れの必要がない場合は
いつもより少しきちんとした格好で行くと、
気持もしゃきっとしますね。
お墓参りをする際に大切なのは
先祖や故人を思う気持ち。
服装ももちろん大切ですが、
お墓参りにむけての心持ちを第一にしたいですね。
ただし常識からはずれるような華美で
派手な色合いの服装で行くのはNGですよ!
どんな花がいいの?
実は服装と同様に
花もこれといった決まりはありません。
花屋さんやスーパー、ホームセンターなどで
仏壇やお墓参り用の仏花として
数種類の花が束ねてあるものが販売されているので、
花の種類にこだわらずにそういったものを
購入される方も多いのではないでしょうか。
一般的に仏花に使われることが多いのは
白や黄色の菊、アイリス、カーネーション、
白百合、トルコキキョウなど、
色が淡く清楚な印象の花です。
厳密な決まりはありませんので、
故人の好きだった花や季節の花をお供えしましょう。
お供えする際は茎の長さを花立ての高さに合わせて
カットしたりするので、園芸用のはさみなどを
持参すると重宝します。
葉が水に浸かってしまうと傷みが早くなり、
せっかくの花が長持ちせずにダメになってしまうので、
下の方の葉はカットし、花立ての中の
水に浸からないように気をつけましょう。
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