アルツハイマーと認知症は
同じ病気だと思っていませんか?
どちらも症状は痴呆なので
同じ病気だと考えてもおかしくはないのですが、
実は違う病気なんです。
どこが違っているのでしょうか?
詳しくご紹介します。
どう違うのか?
アルツハイマーと認知症がどのように違うのかと言うと、
一番大きな違いはアルツハイマーが病気であるということです。
そのアルツハイマーという病気が
認知症の症状を引き起こすのです。
認知症を患っている人の多くはアルツハイマーですが、
アルツハイマーが原因ではない認知症の人もいるのです。
アルツハイマーは認知症を引き起こす原因であって、
アルツハイマーが認知症であるということではないんです。
アルツハイマー型認知症とは?
アルツハイマー型認知症とは
認知症の原因の半分を占めると言われています。
症状としては
男性よりも女性に多く見られる傾向にあります。
また
ほかの認知症は増えていっていませんが、
アルツハイマー型だけは増えていっているといわれています。
アルツハイマー型の認知症は
脳にアミロイドβやタウというたんぱく質が
分泌され溜まってしまい、
神経細胞が壊れていってしまうことで
神経を伝えることが出来なくなって行く病気です。
脳が委縮していくことで
徐々に体の機能も失われていくのです。
違いにより注意しかればならない事は?
アルツハイマー型認知症と認知症の違いで
注意しなければいけない点は治療方法です。
アルツハイマー型認知症は
脳の病気なので脳の治療が必要ですが、
認知症の場合は
軽度の場合はリハビリテーションで改善が望める場合もあります。
アルツハイマー型認知症の場合は
脳の病気であるため薬などで改善しないと
どんどんと症状は悪化していきます。
現在アルツハイマー型認知症でおこなえる治療は
投薬治療です。
ただこれも完治させる治療ではなく、
進行を遅らせる効果があるかもしれない薬で、
すべての人に効果があるかは分からない治療法です。
認知症で軽度のものの場合は
リハビリで改善することもあります。
また手術で改善される認知症もあります。
認知症にはさまざまな種類があり
治療法も何が原因で認知症になったのかによります。
なので認知症の治療は
なるべく早く原因を発見し、取り組むことが大事なのです。
認知症と聞くと
もう治らない病気と考えがちですが、
特に初期段階の治療では
改善が認められるケースも多いようです。
諦めてしまう前に
一度受診して何が原因かを突き止めることが大事です。