大根といえば、春の七草のひとつ「すずしろ」
として有名ですよね。
葉は、ビタミンAが豊富なので、青汁の原料に
使われています。
白い根の方は煮物や鍋料理、サラダなど幅広く
料理に使われていますが、
薬草としての一面もあって、消化酵素をもって
いるので、胃もたれや胸やけ、血栓防止作用や
解毒作用まである凄いお野菜なんですよ!!
そんな大根ですが、せっかく食べるのなら美味
しい大根を選んで買いたいですよね。
どんな風に選べば新鮮で美味しい大根を選べる
のか、紹介していきたいと思います。
大根の美味しい時期はいつ?
大根は、店頭にいけば1年中並べられていますが、
出荷量が多くなるのは秋から冬にかけてなんです。
それと同時に、大根のもっとも美味しい時期でも
あります。
夏の時期は、辛味も強くなるので大根おろしや
ぬか漬けに使い、秋から冬にかけての時期は、
甘みや水分を多く含むので鍋物や煮物等に使うと
より美味しく食べられますよ。
美味しい大根の葉の見分け方は?
大根の葉は実は、白い根の部分よりも栄養がた
くさん含まれているのをご存知でしたか?
スーパーなどの店頭では、調理しやすい様にと
切ってあるものが多いですが、買う時は、葉つ
きの物を選ぶようにしましょう。
その方が、日持ちも風味も保たれてオススメですよ。
ただ、葉つきのまま冷蔵庫に保存してしまうと
白い根から栄養が葉だけに移ってしまいますの
で、
買ってきたらすぐに、大根の葉を根元から
切り落して保存しましょうね。
店頭では、葉が黄色くなってきているのも見かけ
ますが、これは鮮度が落ちてくるとそうなります。
特に茎の部分にまで黄色くなっているとかなり古
い大根になりますので、葉が緑色かどうか確認し
て買うようにすることが大切です。
葉の付け根の真ん中には、花を咲かせる芽があり、
これが茎まで伸びてしまっているものは成長しす
ぎで美味しくありません。
芽が大きくなっていないものを選びたいですね。
美味しい大根の根の見分け方?
【生活の知恵】えっ!簡単に見分けられるね。おいしい大根の選び方
新鮮な大根の特徴
✔ 大根は、葉の部分から白い根の部分にかけて、
まっすぐに伸びているものを選びましょう。
白い根の方がふっくら丸みを帯びているもの
がいいです。
✔ 必要な水分でしっかりと作られた大根は、ひげ
根の数や毛穴も少なくて、表面の肌も滑らかに!
✔ 白い根の部分は、つやがあってみずみずしいも
のほど、新鮮になります。
✔ 新鮮でみずみずしいものほど、ずしりと重たいの
で購入する前に重さを確かめてみるといいでしょう。
鮮度の落ちてしまった大根の特徴
✔ 逆に水分が足りずに上手く栽培されなかったも
のは、ひげ根が多くて、表面がでこぼこになって
しまいます。
✔ 鮮度がおちてくると、つやがなくなってしわし
わになってしまい、水分が抜けると持ったとき
に軽く感じます。
大根の「す(鬆)」(白く乾いた筋)は一種の
老化現象です。
「す(鬆)」とは、時期が過ぎてしまい、切り口
に中心に複数の細い穴ができることで、
味や食感が全然違いますので劣化してしまって
いることを指します。
茎の切り口に「す(鬆)」のあるものは、根にも
必ず「す(鬆)」が入っています。
✔ また、叩いて濁音のするもの《「コンコン」は
OKで「ポンポン」はNG》や大根の首の部分が
黒ずんでいるもの、ヒビがあるのも「す(鬆)」が
入っている可能性が高いです。
辛くない大根の見分け方は?
夏の大根は辛く冬の大根は、寒さから身を守る
ために糖分を蓄えるので甘いというのは、定説
ですよね。
ですが、夏場も少しでも辛くない大根を選び
たい方もいらっしゃるのではないでしょうか?
辛くないかどうか大根をみてもよくわからない
方にオススメの情報です。
辛味を判断するときは、ひげ根をみましょう。
実は、ひげ根が甘い辛いに影響しているのです。
上から下までひげ根が一直線に並んでいる大根
は、辛味が少ないです。
逆に、ひげ根が斜めに大根を取り巻くように
螺旋状に並んでいるのは、辛味が強くなります。
check point !
ですが、店頭に並べられる時には綺麗にひげ根
は取り除かれていますので、ひげ根の穴を見ま
しょう。
ひげ根がまっすぐに並んでる大根は、素直に
すくすく成長したから辛味が少なく
一方、螺旋状になっている大根は、苦労を重
ねて成長してきた分だけ辛味がますのだとか。
そうだとしたら、
苦労を重ねてきたであろう辛い大根に対して
見るめも変わってきそうですね。
まとめ
ここまで、おいしい大根の見分け方を書いてき
ましたが、まとめると以下のようになります。
- 大根全体に張りとツヤがあり、まっすぐに伸び
ていて、太いものがいいでしょう。 - 持ったときにずっしりと重たいものはみずみず
しくて、水分が豊富です。 - ひげ根の毛穴が少なくて、真っ直ぐな表面も滑
らかなものを選びましょう。 - 出来るだけ葉つきを選んで、葉がシャンとした
綺麗な緑のものがオススメです。 - カットされてる物を買うときは、断面が細かく
て「す(鬆)」が入ってないかをしっかりと確認
しましょう。
おいしい大根を購入したあとは、水分たっぷりの
大根を乾燥させないように、切り口をラップや湿
らせた新聞紙等でくるんで、野菜室で保存してお
くといいでしょう。
この記事が、おいしい大根を選ぶ参考になれば
嬉しいです。