日本人にも多く見られるようになったうつ病。
そのうつ病によって
過眠症が引き起こされることがあるのです。
うつ病の闘病だけでも大変なのに、
過眠症まで発症してしまっては
生活がさらに困難なものになってしまいます。
うつ病による
過眠症を引き起こさないための対策や、
もしなってしまった場合の治療についてご紹介していきます。
過眠症とは
人と会話をしているときや作業をしている途中でも、
急激な眠気に襲われて眠りに落ちてしまう過眠症。
１０代～２０代という
比較的若い年代に発症することの多い病気です。
「過眠症とは？原因は？ならないための対策や治療方法を紹介！！」
こちらの記事に過眠症について
詳しく記載してありますので、ご参照ください。
うつ病による過眠症とは
うつ病は一般的に
不眠に陥るケースが多いと言われていますが、
季節性のうつ病など非定型と言われるうつ病では
過眠になることが多いと言われています。
非定型うつ病の詳細に関しては下記をご参照下さい。
非定型うつ病は
過眠と過食の症状が出ることが多く、
食べてはゴロゴロと寝ることを繰り返している
状態になるため「怠けている」と周囲から
誤解を受けやすいという難点があります。
しかし
これはれっきとした病気であり、
きちんと治療を受けることで
改善することができるものなのです。
原因
季節性のうつ病の場合は
日照時間が原因のひとつと言われています。
季節の変化によって日照時間も変化し、
それによって体内リズムが崩れて過眠傾向に陥ります。
その他にもうつ病によってなかなか寝付けなかったり、
夜中に何度も目が覚めてしまったり、
朝早くに目が覚めてしまったりすることが
睡眠不足につながり、そこから過眠症になってしまう
ということもあります。
対策
規則正しい生活を心がけることが大切です。
うつ病によって休職、休学をしていると、
どうしても夜更かしになったり
昼夜逆転傾向に陥ったりしてしまい、
生活リズムが乱れて過眠症に繋がることがあります。
朝起きて日の光を浴び、散歩などをして体を動かすことが
過眠症対策になります。
どうしても眠い場合は
軽く昼寝をする程度にしてください。
あまり長時間寝てしまうと
夜の睡眠に影響が出てしまうので
注意してください。
治療方法
基本的には休養、薬の服用、
そして精神療法による治療が行われます。
うつ病による過眠症の場合、
まずはうつ病を適切に治療することで
過眠も改善されるケースが多くみられます。
しっかりと休養をとり、医師の指示に従って
正しく抗うつ剤を服用し、
カウンセリングによって不安を解消していきます。
眠気に襲われたらすっきりするまで寝る！
と開き直って心と体を休めてあげることも大切です。
少しずつ起きている時間を増やし、
体を動かして体力をつけていくことで改善することもあります。
焦らずに段階を踏んで治療することが大切です！