一日の疲れをほぐしてくれるマッサージ、家
族やパートナーにしてあげたら、きっと喜ん
でくれますよね。
人に触れられているととっても癒されるので、
無意識のうちにストレスも軽減されます。
特に背中や腰のマッサージは自分ではできな
いところなので、そのまま心地いよい眠りに
つくことができそうですね。
それでは大切な人を癒すことができる、マッ
サージ方法をご紹介します。
【背中が凝る原因】
背中の凝りや痛みは、背中に必要以上の負荷
がかかることが原因です。
デスクワークなど、同じ姿勢で作業する時間
が長いと、肩や腰の凝りから背中の凝りに繋
がります。
また猫背だったり普段から姿勢が悪いと、骨
が歪み体全体のバランスが崩れはじめます。
体全体のバランスが崩れるということは、背
中の凝りや痛みだけでなく、内臓の位置が下
がる、脂肪がつく位置が変わりスタイルが悪
くなる、老廃物がうまく流れない、など様々
な症状が出てきます。
【背中から腰の凝りに効くツボ】
肩井(けんせい)
乳頭からまっすぐ上、肩の一番高いところに
位置する”肩井”は、首や肩こり、寝違えな
どに効くツボです。
肩井を押すと血行が良くなるので、冷え性に
も効果的です。
志室(ししつ)
まず腕をまっすぐ下ろします。
このとき肘と同じ高さで、背骨の両脇に位置
するのが”志室”で、腰痛に効果的なツボで
す。
座りっぱなしなど腰が疲れていると、腰に手
を当てながら背筋を反らしますが、ちょうど
このとき親指が当たるところです。
腰陽関(こしようかん)
お尻の真ん中に指を当て、上にスーッと撫で
上げていくと、お尻と腰の境目あたりが少し
凹んでいます。
この凹みの位置が”腰陽関”です。
骨盤の歪みや、姿勢の崩れ、腰痛などに効果
的です。
♥ 女性は生理痛の時、腰陽関を押してあげる
と少し楽になります。
合谷(ごうこく)
親指と人差し指が交わるところで、やや人差
し指よりに位置する凹みが”合谷”です。
肩こりやストレスだけでなく、色々な不調に
効果を発揮することから、万能のツボと呼ば
れています。
湧泉(ゆうせん)
足でグーをすると、足の裏で一番凹んでいる
ところが、”湧泉”です。
肩の凝りをほぐし、体のだるさや疲れをとる
ツボです。
【マッサージを行う際のポイント】
マッサージと言っても、強く押しすぎると痛
みや違和感、次の日に揉み返しがくることも
あります。
強すぎるマッサージは微細血管が傷ついてし
まうため、逆によくありません。
相手の反応を見ながら、ゆっくり押してゆっ
くり力を解放するように圧をかけましょう。
マッサージは人によって好みがあるので、指
でグッと強く押されるのが好きな人もいれば、
手のひら全体で体重をかけるように押される
のが好きな人もいます。
また、学生の頃からスポーツを専攻していた
友人のマッサージ方法は、力を入れて押すこ
とはなく、手のひらでゆっくりと円を描くよ
うに撫でるものでした。
強く押すだけがマッサージではありませんの
で、相手の好みに合うように色々試してみて
くださいね。
またマッサージは施術する方が疲れる・・・
という不満をよく聞きますが、施術をすると
きのポジショニングや、自分の体重をうまく
使うと疲れにくくなりますよ。
【オススメの背中のマッサージ方法】
脊柱の両サイドは、凝っている人が多い箇所
です。
力を入れすぎずないように注意しながら、凝
りをほぐしていきましょう。
日本ボディーケア学院谷口光利の背中のマッサージ
1 背骨の際に沿うように首下から腰にかけ
て、手のひらと手首の付け根あたりを使
ってゆっくりと押します。
2 背骨と反対側の肩甲骨周りから腰にかけ
て、同様に手のひらと手首の付け根あた
りを使ってゆっくりと押します。
3 次に指圧を行います。
”1”、と”2”でほぐしたラインを、
親指でゆっくりと押します。
4 ”1”と”2”を一度に指圧しにくくけ
れば、まずは”1”のライン、次は”2”
のラインと分けて指圧を行いましょう。