家庭菜園や花壇又はきれいな芝生を植えられてる方が
無くしたいもの一つは雑草ではないでしょうか。
そんな雑草を無くすのに便利な除草剤についてお話します。
まずは天敵である雑草について知りましょう。
雑草には大きく分けると二種類あります。
●一年生雑草
毎年、新しい種子で生えてくる雑草です。
春に生えてきて秋に枯れる雑草、秋に生えてきて冬を越して春から夏に
枯れる雑草があります。
ホトケノザ(広葉雑草)・アカザ(広葉雑草)・エノコログサ(イネ科雑草)等が
あります。
●多年生雑草
種子から生えて、地上部は一旦枯れますが地下部が生き残り、翌年再び生えてくる
宿根草の雑草です。
多くは種子で繁殖しますが、地下茎が伸びて繁殖するものもあります。
オオバコ(広葉雑草)・クローバー(広葉雑草)・スギナ(広葉雑草)等が
あります。
どの雑草をどの様な除草剤を使って無くすかを決める上での
判断材料の一つにもになりますので、頭の片隅に入れておてい下さい。
除草剤のタイプ
除草剤も大きく分けると二種類のタイプがあります。
●液剤タイプ
- できるだけ早く雑草を無くしたい
- 除草剤を使った後に植物を植えたい
- 子供やペットが遊ぶ場所の雑草を無くしたい
- 家まわりや庭木の根元等の雑草に使いたい
特徴
液体除草剤は、基本的にすぐに効きますので、2~3日で効果が表れます。
植物の茎や葉の部分に散布して使います。
効果
茎や葉の部分から効果が現れ、根から除草剤を吸収せずに枯らします。
ですので、雑草を枯らしてから約7日~10日(除草剤の成分が半減するのは約一ヶ月)で
植物を植えることができます。雑草の背丈が伸びた時期の散布に適しています。
注意点
大事にしている植物に除草剤を散布すると枯れてしますので、注意して下さい。
除草剤を散布した後に雨が降ってしますと効果が半減してしまうので、
天候には気を付けて下さい。
●粒剤タイプ
- 長い間、雑草に対する効果を持たせたい
- ススキ等の強い多年草雑草を枯らしたい
- 雑草が生えるてこない様に予防として使いたい
- 空き地や駐車場等の広い範囲の雑草に使いたい
特徴
雑草が生えてくる土に直接散布します。除草剤を根から吸収させて根からの再生を
抑えるので、効果が長続きします。
効果
雑草が生える前に土に散布するのが最も効果的です。
雑草が伸びてしまっている場合は、短く刈ったあとに散布するか、多めに散布して
下さい。
注意点
大切な植物がある場合は根を避ける様に散布して下さい。目安は
樹冠(株元)より1m以上です。
散布する際は周囲に飛散しない様に強い雨や強風下での散布はしない様に
天候にも気を付けて下さい。
●芝生に除草剤を使いたい方々へ
専用の除草剤がありますので、そちらを使用して下さい。
除草剤の毒性について
市販されている除草剤は毒性が低くて、草に散布する前に薄めるか、
すでに薄められた除草剤を使用するので、誤って原液を飲んでしまう
場合を除いて、中毒になる事は考えられません。除草剤の中には食塩よりも
毒性が弱い物もあるぐらいですから。
但し、僅かと言えども毒性がありますので、使用する場合は取り扱い説明書を
よく読み、それに従って使用して下さい。
最後に
日中の暑い中で作業する方々もいらっしゃると思いますので、
熱中症や日射病にも気を付けて下さい。