その美味しさや栄養価の高さから、
山菜の女王とも呼ばれるコシアブラ。
自分で摘んで、採りたてを
天ぷらなどで味わったら最高ですよね!
しかし山菜の採取は場所が限られていたり、
地元の人でないと採取できなかったりと成約があるもの。
それなら自分で
コシアブラを栽培してみるのはいかがでしょうか!
食用としてだけでなく、紅葉の様子や立ち姿から、
庭木としても人気のあるコシアブラ。
少し難易度は高いですが、
興味のある方はぜひ挑戦してみてください!
栽培方法
<植えるのに適した場所>
コシアブラは小さいうちはあまり日差しに強くないので、
半日陰で栽培するのがおすすめです。
大きくなると日差しにも強くなるので
日当たりのよい場所でも大丈夫です。
半日陰となる場所に植えるのが難しい場合は
幼苗のうちは鉢植えなどで管理し、
大きくなってきたら地植えにするとよいでしょう。
<幼木、苗木について>
コシアブラを栽培する場合、
- 種を植える
- 苗木を植える
- 挿し木をする
など様々な方法があります。
もっとも手軽なのは園芸店などで苗木を購入することです。
近隣にコシアブラの木があるような
場所に住んでいる方や
コシアブラを栽培している方がいらっしゃる場合は
幼木を採取したり分けてもらったりしてもよいでしょう。
ただし、山で幼木を採取する場合は
特別な許可が必要な場合がありますので、
必ずよく確認するようにしてください。
今回はもっとも手軽なコシアブラの栽培方法ということで、
園芸店で手に入る苗木で
コシアブラを栽培する方法についてご紹介していきます。
<植え付け>
植え付けに適した時期は
11月頃~年をまたいだ2月頃までです。
この期間以外でも植え付けは可能です。
- 植え付ける土に腐葉土をよく混ぜ込んでおきます。
コシアブラは乾燥を嫌うので、
園芸用の黒いビニールシートを使うことを
おすすめします。 - 植え付けの時期になったら苗木を植える穴を掘ります。
苗木の根鉢(土と根がかたまりになった部分)よりも
幅、深さが10~20cmほど大きい穴を掘ってください。 - 苗木をあまり深植えになりすぎないように
植えこんだらしっかりと水やりをします。
<植え付け以降の管理>
- コシアブラは乾燥を嫌います。
- 水やりは1日に1回行ってください。
しかしあまり水分が多くなってしまうと
コシアブラの小さな根が根腐れして枯れる原因になるので、
土の乾き具合をよくチェックして水やりを行いましょう。
- 肥料を好むので、暖かくなってくる春先と
夏頃に油粕などを適量与えてください。
植え付けたコシアブラは
最初の2~3年はあまり大きく成長しませんが、
自然のものでは20m以上の大木になることもあります。
庭で育てる場合は剪定をして管理しましょう。
芽吹きの始まる春以前に剪定をすることで
多くの脇芽が出て、たくさん収穫できるようになりますよ!
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