アウトドアで料理するときに
ぜひ使いたいダッチオーブン。
名前の通りオーブンの様に使う事が出来、焼くはもちろん
煮込みや蒸し料理もすることが出来ます。
パンも焼くことが出来るので
画一的になりそうなキャンプの時の料理が
一気にバラエティ豊かになります。
初心者でもすぐに使い始めることが出来る
ダッチオーブンもあるので、今年はぜひ使ってみませんか?
ダッチオーブンとは?
ダッチオーブンとはキャンプやレジャーで使われる、
蓋に炭火を載せられるようになっている
分厚い金属製の蓋付き鍋です。
アメリカの西部開拓時代に使用されていました。
伝統的な蓋は全体的に平らで周囲に縁取りがあり、
蓋の上にも炭などを置くことが出来るため
オーブンの様に上下から同時に加熱することが出来ます。
ダッチオーブンはオーストラリアではキャンプオーブン、
フランスではココットと呼ばれます。
鋳鉄製のものが一般的ですが、
今はアルミニウム合金や鋼板製、
そしてステンレス製のものがあります。
ダッチオーブンには3本の足がついていて
焚火にくべやすいようになっているキャンプオーブンと、
コンロにかけやすいようにそこが平らになっている
キッチンオーブンがあります。
また日本では
スキレットやコンボクッカーも
ダッチオーブンに分類している。
スキレットとはフライパン型の鍋で、
ダッチオーブン同様厚みがあるため
温度の変化が少なくなっています。
コンボクッカーとは深鍋とスキレットのセットで、
スキレットが蓋の代わりをします。
おすすめのダッチオーブン
ロッジ、ヤマゼン、キャプテン・スタッグ、ユニフレームなど、
様々なメーカーから多様な商品が販売されているが、
おすすめは創業110年余の歴史を持ち
アメリカでNo.1の鋳鉄メーカーのロッジのダッチオーブンです。
ダッチオーブンの初心者には
ロッジのロジックシリーズがおすすめです。
歴史が長いためアウトドアは勿論、
家のキッチンでも使い勝手のいいように
変化をしてきたロッジのダッチオーブン。
その中でもスキレットは
パンケーキからステーキまでそれ一枚で作ることができる
といううたい文句の通り、使い勝手が良く
家の中でも外でも愛用する人が世界中にいます。
ダッチオーブン用のアクセサリーも
豊富に取り揃えられており、
その品揃えはかゆいところに手が届くような、
欲しかったものが揃っています。
使い方
ダッチオーブンはまず使用前の準備、
シーズニングを行う必要があります。
ダッチオーブンの表面には無数の微小孔があるため、
シーズニングを行って油でその穴を埋めます。
それを行うことで鋳鉄の表面を滑らかにし、
カスが溜まったりせず焦げ付きを防ぐことが出来ます。
また使い始めはどうしても鉄臭くなります。
それが嫌という場合は、最初に香りが強い
生姜やネギを炒めることをおすすめします。
シーズニングで使用する油は
オリーブオイルかショートニング
(塩分の少ない食用の油)です。
油をキッチンペーパーや布でまんべんなく薄く塗り込み、
弱火~中火で1時間ほど焼きを入れて冷まします。
この塗る、焼く、冷ますの作業を
3回ほど繰り返すとシーズニングが終了です。
ロッジのロジックシリーズは
既にシーズニングがされているので
すぐに使い始めることが出来ます。
注意点
ダッチオーブンを使用した後に洗う時は、
洗剤や金属タワシを使ってはいけません。
そして洗った後は
火にかけてきちんと乾かし、油を塗って保管します。
数日以内にまた使う時は脂を塗布する必要はありません。
長期間保管する場合は
鍋の中に新聞紙などを入れて湿気が篭もらないようにし、
風通しの良い場所に保管します。
再使用するときは
洗剤や亀の子タワシを用いて
表面の油分をしっかりと洗い流します。
長期間鍋の表面にあった油は
酸化しているので身体の害になります。