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節分に食べる恵方巻の由来とは?広まった理由も解説!!

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恵方巻きとは節分に食べると

縁起が良いとされる太巻き(巻き寿司)で、

大阪地方が発祥と言われている習慣です。

 

今では日本全国の人が知っている

日本の伝統文化と言われている行事ですが、

全国に認知され始めたのはここ十数年のことです。

実際その由来も定かではないのです。

 

恵方巻きがここまで爆発的に有名になったのは、

仕掛け人のあの大手コンビニチェーンの存在と、

関係各所がこぞって販売促進活動に力を入れたことです。

 

恵方巻きは2000年代最大のヒット商品

といっても過言ではありません。

恵方巻きの由来とは?

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恵方巻きの由来は諸説あり、どれも信憑性がありません。

始まった時期も江戸時代、

大正時代(戦前)とばらばらですが、

ただ恵方巻きを始めたのは

大阪の人というのは一致しているようです。

 

説としては

大阪の商人が商売繁盛の祈願として始めた

(時代は江戸時代の末期から明治時代の初期)

という説があります。

 

1本丸かぶりする点については、

1800年代のある年の節分の日に、

大阪近郊の申村に住む老若男女が

巻寿司を食べる時切り分ける手間を省いたため

というのを発祥とする説もあります。

 

また

大阪の花街で節分の時期に

漬けあがる新香巻を使った海苔巻きを

恵方に向かって食べる風習があったという説もあります。

 

この説については

1969年に篠田統・著「すしの本」では、

恵方巻きについて花街の行事であるため

一般の家庭ではあまり知られていないと書いています。

 

他にも

豊臣秀吉の家臣・堀尾吉晴が

偶々節分の前日に海苔巻きのような物を食べて出陣し、

戦いに大勝利を収めたという故事を元にしている

という説がありますが、

 

板海苔はその時代には無い(誕生は江戸時代)ことから、

この説は信憑性が薄いと考えられています。

 

このように存在する様々な伝承を集めると、

恵方巻きは大正時代から昭和時代初期には既に存在し、

大阪の一部地域で定着して風習化されていた

と考えられます。

 

 

なぜこんなに広まったのか?

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まず「恵方巻き」という名称は

1998年(平成10年)にセブン-イレブンが全国発売にあたり、

商品名に「丸かぶり寿司 恵方巻」と採用したことにより

広まったとされています。

 

それまでは

・「丸かぶり寿司」

・「節分の巻きずし」

・「幸運巻きずし」

と言われており、大阪地方を中心として行われていた行事で

全国誰もが知っている行事ではありませんでした。

 

あるメーカーの調査によると「恵方巻き」の認知度

(全国平均)は2002年(平成14年)では53%、

それが4年後の2006年(平成18年)には92.5%にまで増加。

 

別の調査でも

同じく2006年には調査した半数以上が

実際に恵方巻きを食べたというほどの

普及率となっていることには驚きます。

 

この普及率の急激な上昇には

コンビ機業界をはじめ、商業的イベントとして

様々な業界が販売促進活動を行い

関連商品および便乗商品(ロールケーキなど)を販売したり、

 

関連するイベントとして

「ジャンボ恵方巻き」「日本一長い恵方巻き」などで客を呼び込み、

大人数で一斉に食べたりして毎年盛り上がっています。

 

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