上手に調理すれば、魚は一匹余すことなくい
ただく事ができる素晴らしい食材です。
魚は骨にもたくさん栄養素が含まれてるので、
骨を捨ててしまうなんてもったいないです
よ！
それでは魚の骨の栄養価や、オススメの食べ
方をご紹介します。
【魚の骨に含まれる栄養素は？】
魚を食べるとしたら、お寿司かお刺身だけと
いう人は多いですよね。
魚は骨があるからめんどくさい・・・という
理由が大きいと思いますが、魚の骨にはたく
さんの栄養素が含まれています。
カルシウム、マグネシウム、ビタミンD、鉄分、
葉酸、アミノ酸などの栄養価が摂取できるの
で、できれば魚の骨も丸ごと食べたいもので
す。
多くの日本人はカルシウムが不足していると
言われているので、女性や高齢者の骨粗鬆症
の予防に、また骨や歯を作るカルシウムは、
特に子供の成長には欠かせないものです。
骨ごと食べれば、約５〜２０倍ものカルシウ
ムを摂取する事ができるので、積極的に取り
入れていきたいですね。
【魚の骨まで食す！おすすめの食べ方】
魚の中でもアジやイワシなどの、骨が細かい
魚は丸ごと調理して食べやすい魚です。
イワシのつみれ汁
イワシを小骨ごと叩いて作る、イワシのつみ
れ汁。
小骨が細かくなるまでしっかりと叩けば、小
骨の食感も気にならずに食べる事ができます
よ。
◎材料
イワシ ６〜８尾
ねぎ １本
人参 ２cm
干し椎茸 ２枚
卵 １個
生姜 １片
醤油 小さじ１
酒 小さじ１
ごま油 適量
塩コショウ 適量
片栗粉 小さじ１
本だし 適量
合わせ味噌 適量
◎作り方
１ イワシの内臓と頭、太い骨は取り除きま
す。
※骨と身の間を指の腹で削ぐと、簡単に
身から骨が離れます。
２ イワシの血や腹わたを、流水で軽く洗い
ます。
３ イワシを大まかにザク切りにしてから、
包丁で叩くようにしてミンチ状にしま
す。
叩いては魚を返し、叩いては魚を返し、
小骨が細かくなるまで繰り返します。
４ 干し椎茸は水で戻してから、みじん切り
にします。
ねぎ、人参もみじん切りにし、生姜はす
りおろします。
５ ボウルに叩いたイワシ、みじん切りにし
た干し椎茸、ねぎ、人参を入れます。
６ ”５”に生姜、醤油、酒、ごま油、塩コ
ショウ、片栗粉を加えて混ぜ合わせます。
７ 鍋に本だしと味噌で味噌汁のベースを作
ります。
※合わせ味噌か赤味噌がオススメです。
８ 味噌汁が沸騰したら、”６”を丸く一口
大の大きさにして加えていきます。
※スプーンを２個使って団子状にすると
簡単です。
９ もう一度煮立たせたら、イワシのつみれ
汁の出来上がりです。
骨チップス
お酒のおつまみや子供のおやつにぴったりな
骨チップス。
アジ、イワシ、サンマなど、調理工程の中で
でた魚の骨は、捨てずに水で洗って冷凍保存
しておきましょう。
タイやブリのような骨が太い魚は、オススメ
しません。
◎材料
魚の骨
サラダ油
塩
◎作り方
１ 調理工程で出た魚の骨は捨てずに水で洗
って、冷凍保存しておきます。
ある程度量ができたら、まとめて揚げて
いきましょう。
２ 魚の骨を８〜１０cmの長さにカットしま
す。
３ 水気がある場合は、キッチンペーパーな
どでしっかり水気を拭き取ります。
４ フライパンにサラダ油を熱し、魚の骨を
唐揚げにします。
弱火〜中火でゆっくりと時間をかけて、
こんがりと焼き色がつくまで揚げます。
５ 揚がったら塩を全体に振って出来上がり
です。
アジの南蛮漬け
アジを丸ごと唐揚げにしてから、甘酢につけ
るアジの南蛮漬け。
酸性であるお酢の効果で、骨が柔らかくなり
食べやすくなりますよ。
◎材料
アジ ８尾
玉ねぎ １／２個
人参 ５cm
ピーマン １個
塩コショウ 適量
小麦粉 適量
サラダ油 適量
◎調味料
酢 １／２カップ
砂糖 大さじ２
醤油 大さじ１
塩 一つまみ
水 １／４カップ
唐辛子 お好みで
◎作り方
１ アジは腹わたとエラを取り除き、血や腹
わたを流水で軽く洗います。
２ キッチンペーパーなどで水気を拭き取り、
身の厚いところに斜めに切り込みを入れます。
３ アジに塩コショウをして、小麦粉を薄く
まぶします。
３ 玉ねぎは薄切りに、人参とピーマンは細
切りにします。
４ 調味料を合わせ、”３”の野菜を浸けま
す。
５ フライパンにサラダ油を熱し、中火でア
ジにこんがりと焼き色がつくまで揚げます。
６ 揚がったら”４”に加えて、味が馴染む
までしばらく置いたら出来上がりです。