お肉を柔らかくジューシーに仕上げるには、
肉の温度が大切!肉の旨味である肉汁を逃さ
ないように調理すれば、一般家庭の火力でも
美味しく調理することができます。
スーパーで買った安いお肉も、調理次第で十
分美味しくいただくことができますよ。
それではフライパンで肉を美味しく焼くに
は?上手な焼き方をご紹介します。
【お肉を美味しく焼くポイントは?】
肉を美味しく焼くポイントは、いかに肉汁を
逃さずに焼くことができるかです。
肉の中心に火が通り過ぎると、水分が逃げて
パサパサになってしまいます。
まずは肉の適温を保つことができる、厚手の
フライパンを用意しましょう。
お肉全体の温度を保つことで、肉全体を均一
に焼き上げることができます。
続いてお肉の表面に一気に焼き目をつけて、
肉汁が外に逃げないようにしっかりと閉じ込
めます。
味付けはシンプルに塩コショウがおすすめです。
できれば旨味成分が含まれている岩塩で、お
肉のおいしさを引き立てましょう。
そして肉の臭みを消す作用があるコショウは、
あまり香りのきつくないものを選びましょう。
挽きたてのコショウで、肉本来の味を味わって
ください。
【ステーキ肉の美味しい焼き方】
1 お肉は常温に戻しておきましょう。
ポイント1
肉を常温に戻しておくと、表面と内側の温度
が均一になります。
焼きムラがなくなり、外はしっかり焼けてい
るのに、中は生焼けという状態を防ぐことが
できます。
2 肉に硬い筋がある場合は、包丁で筋を切
っておきましょう。
3 肉の両面にまんべんなく塩コショウを振
ります。
あれば岩塩や挽きたてのコショウが、肉
の味を引き立てます。
4 フライパンを煙が出るくらいまで熱して、
牛脂または油を薄くひきます。
できれば牛脂の方が、風味よく焼き上げ
ることができます。
ポイント2
肉をジューシーに焼き上げるには、肉汁を逃
さないようにすることが大切です。
肉の表面を一気に焼くことで、肉汁を外に逃
さずに内側に閉じ込めることができます。
5 フライパンがしっかり熱したら、肉を静か
にフライパンに置きます。
上手に焼くには、フライパンに肉を敷き詰
めすぎず余裕をもたせましょう。
※お肉は手前から奥にむかって、ゆっくり
と置いてください。
奥から手前に置くと、油がはねやすくな
ります。
6 火加減をを中火〜強火にします。
中火〜強火で肉の表面に一気に熱を加えて、
しっかりと焼き色をつけます。
ポイント3
肉をフライパンに置いたら、なるべく肉を
動かさないようにしましょう。
揺らしたり、ひっくり返したりすると、肉
の脂や旨みが外に逃げてしまいます。
7 お肉にしっかり焼き目がついたら、ゆっく
りと裏返し、裏面も中火〜強火でしっかりと
焼き目をつけます。
8 肉の両面にしっかり焼き目がついたら、弱
火〜中火に火を弱めます。
ポイント4
肉の中に火が通り過ぎると、水分が抜けてパ
サパサになってしまいます。
表面は一気に焼き上げてから、火を弱めまし
ょう。
9 水分が逃げないようにアルミホイルで軽く
蓋をして、約2分ほど焼きます。
10 お肉が焼きあがったら、アルミホイルで
お肉を包みます。
アルミホイルで保温しながら、約10分ほ
ど寝かせます。
ポイント5
お肉が焼きあがってもすぐにカットしないよ
うにしましょう。
すぐにカットすると、旨みである肉汁が流れ
出てしまいます。
またアルミホイルで保温することで、中が多
少レアでも内側まで程よく熱が加わります。
11 こちらはお好みで、最後の仕上げに赤ワ
インやブランデーで香りづけをします。
少量の赤ワインやブランデーを振って焼
くと、香り良く仕上がります。
本格的な鉄板がなくても、フライパン一つで肉
を柔らかくジューシーに仕上げることができます。
肉の旨味を外に逃さないように火加減に気をつ
けて、自宅でも美味しいお肉を味わいましょう。