突然襲ってくる吐き気や発熱の症状、この
辛い症状は一体何が原因なのでしょうか?
風邪、急性胃腸炎、ノロウイルス、インフル
エンザなど考えらる原因は多くありますが、
症状が出てしまったらどのように対処したら
いいのでしょうか?
発熱や吐き気を起こす原因や対処方法を
見ていきましょう。
吐き気や発熱が起きる原因
インフルエンザウイルス
風邪と症状が似ているインフルエンザは、感染
してしまうと市販薬ではなかなか治りません。
また風邪だと思って解熱鎮痛剤を飲むと、胃痛
などを起こし逆効果になるので注意しましょう。
◎症状
- 38度以上の高熱
- 悪寒、だるさ、頭痛、筋肉痛、関節痛
- 咳、喉の痛み、鼻水
- 人によっては、吐き気、腹痛、めまい
◎予防方法・対処方法
インフルエンザ予防には、ワクチン接種が
最も効果的です。ワクチンは効果が出るまで
に、約2週間ほどかかりますので早めに摂取
しましょう。
また、ワクチンの製造過程で鶏卵が使われて
いるので、卵アレルギーを持っている方は医師
に相談してください。
ウイルスは寒さと乾燥を好みます。
部屋に濡れタオルを吊るす、観葉植物や花瓶に
花を生けるなど、部屋の湿度を調節をしたり、
外出時はマスクを着用するなどして乾燥から
体を守りましょう。
ノロウイルス
ノロウイルスは、乾燥や熱、アルコール消毒
などに強く、感染力が非常に強いウイルスです。
主に冬に感染しやすく、何度も感染するのが
特徴です。約1〜2日ほどで症状は治まります
が、水のような下痢を1日に何度も繰り返します。
◎症状
・37〜38度の発熱
・腹痛、下痢、吐き気、嘔吐、頭痛、筋肉痛
・腹部の膨満感
◎予防方法・対処方法
手洗いうがいを徹底し、ウイルスを家の中に
入れないように注意しましょう。
ノロウイルスに有効な薬は特になく、ウイルス
を体外に出すしかありません。
下痢や嘔吐を繰り返すと脱水症状を起こしやす
いため、こまめな水分補給を行ってください。
下痢の症状がひどいからと下痢止めを使用
すると、ウイルスが腸管内に溜まり、回復を
遅らせてしまいますので注意しましょう。
ロタウイルス
2〜4日の潜伏期間を経て症状が現れる
ロタウイルスは、生後6ヶ月〜2歳前後の
子供が感染しやすいウイルスです。
ロタウイルスに感染すると、38度以上の
高熱、吐き気や嘔吐、水のような下痢、下腹
部の痛み、などは3〜4日ほど続きます。
大人も感染しますが、軽症かほとんど発症は
せず、子供も2回目の感染は症状が軽いことが
多いです。
◎症状
- 38度以上の高熱
- 吐き気、嘔吐
- 水のような下痢
- 下腹部(腸のあたり)の痛み
◎原因
ロタウイルスに汚染された食べ物を口にした、
ドアノブ、机や椅子、調理器具にウイルスが
付着していた、子供の場合だと色々な物を口
にしたり、舐めたりして感染します。
ロタウイルスに感染した人が便や嘔吐をする
と、ウイルスは飛散してしばらく生き続けます。
ロタウイルスが付着した便座やドアノブ、吐瀉
物を処理した時など、ウイルスに触れた手から
口に入り感染することが多いです。
そのため、保育園や幼稚園などでは、同じ感染
経路から集団感染を引き起こす可能性があります。
◎予防方法・対処方法
手洗いを徹底し、ウイルスを家の中に入れない
ように注意しましょう。
ロタウイルスに有効な薬は特になく、ウイルス
を体外に出すしかありません。
ですが感染するのは小さな子供が多く、下痢や
嘔吐を繰り返すと脱水症状を起こしやすいため、
病院に行き適切な処置をしてもらいましょう。
特に冬場はウイルスに感染しやすい季節です。
手洗いうがいの徹底を心がけて、ウイルスを
持ち込まないようにしましょう。
そして普段から規則正しい生活習慣、バランス
のとれた食生活で、ウイルスに負けない強い体
つくりを心がけましょう。