十薬と呼ばれ、優れた薬効のあるどくだみ。
生命力が強くどんな環境でも育ちやすいため、
自生しているのを目にしたことのある方も
多いのではないでしょうか。
どくだみといえば
体にいいどくだみ茶がよく知られていますが、
実はどくだみを使って化粧水を作ることもできます。
市販されているものもありますが、
どくだみを採取することが可能ならば
自分で化粧水を手作りしてみるのはいかがでしょうか?
手作りすれば、余計なものの入っていない
安心できるものが作れますよ。
どくだみ茶と同様に、どくだみ化粧水にも
もちろんお肌に嬉しい効果がいっぱい!
植物の力を存分に活用した天然のどくだみ化粧水、
ぜひ一度チャレンジしてみてください。
どんな効能があるの?
どくだみにはデカノイルアセトアルデヒドという
精油成分が含まれています。
これは人工的には生成することのできないもので、
殺菌抗菌作用で肌を清潔にしたり、
肌の炎症を抑えたりする効果があります。
それにより
- ニキビや吹き出物
- アトピー性皮膚炎の改善
が期待できます。
他にもクロロフィルによる
- 美肌美白効果、
- 毛穴の引き締め効果、
- 新陳代謝促進でシミ・そばかすの改善など
これでもか!というほど
お肌に嬉しい効能が見込まれています。
手作りすれば無添加で肌に優しい
化粧水になること間違いなし!
ただしどうしても肌との相性というものがあるので、
どくだみ化粧水が肌に合わずに
状態が悪化してしまうこともあります。
初めて使う前にまずは狭い範囲に塗って、
肌に異常が出ないか確認してから
使うようにしてくださいね。
作り方
<材料>
- どくだみの葉
- 焼酎やホワイトリカーなどのアルコール
- (お好みで)植物オイル
- はちみつ
- グリセリンなどの保湿剤
- 保存ビン
保湿剤はなくても大丈夫です。
お好みで加えてください。
アルコールは度数が高いものの方が
保存はきくようになりますが、
その分肌への刺激が強くなりますので
肌の弱い方はあまり度数の高いものを
使わないようにしてください。
<どくだみエキスの作り方>
- 地上部分をハサミや鎌でざっくり刈り取った
どくだみをよく水洗いし、
輪ゴムや紐で束ねて水気がとぶように
干して置きます。- 水気が残っているとカビの原因になるので
水気がなくなるまで干しましょう。
カラカラに乾燥させる必要はありません。
- 水気が残っているとカビの原因になるので
- エキスを抽出するのに使うのは葉の部分だけです。
水気がなくなったら汚れや虫がついていないかを
確認しながら葉を摘み取ってビンに入れていきます。 - 次に焼酎やホワイトリカーを
葉のかさの2~3倍を目安に入れていきます。
なんとこれだけで仕込みは終了!
あとは寝かせてエキスが抽出されるのを待つばかり。
最低2週間、できれば3ヵ月以上寝かせるのが理想的です。
1年待つという方も!
<エキスを化粧水にアレンジ>
肌の強い方はそのまま肌につけることもできますが、
刺激が強い場合は
水道水や精製水で倍くらいに薄めて使ってください。
入れる場合はお好みの保湿剤も加えてください。
薄めたものはあまり長期間保存がきかないので、
冷蔵庫で保存して1週間以内に使い切りたいところ。
- 一度にたくさん薄めてしまうと
使い切れなくなってしまうので、
必要な分だけ別容器に移して
薄めて使うと便利ですよ!
自分の肌に合った
濃度のどくだみ化粧水を見つけてみてくださいね。
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