植物を育てると困ってしまうのが
虫の発生です。
殺虫剤は人体にも良くないので、なるべく
なら使いたくないですよね。
ハーブは天然の虫除けになることを
ご存知ですか?ハーブティーなどで飲むだけ
でなく、人間や植物への虫除けとしてハーブ
は使うことができます。
それでは、虫除けに使えるハーブをご紹介します。
虫除けになるハーブは?ハーブの育て方と合わせて紹介
ペパーミント
ミントでよく知られているのが、
”ハッカスプレー”です。夏は蚊に刺されない
ように、希釈したハッカスプレーを体にスプレー
してから出かけると虫除け効果があります。
ペパーミントは庭やプランターに放置しておく
だけでどんどん成長し、育てるのがとても簡単
なハーブです。
【育て方】
3〜6月または4〜10月に植えます。
日当たりがよく風通しの良い場所を好み、乾燥
が苦手なので、土の表面が乾いたらたっぷりと
水をあげます。
point !
ペパーミントは繁殖力がとても強いので、
植えた場所をブロックで仕切るなどしておくと、
他の場所にまで広がるのを防いでくれます。
ローズゼラニウム
ローズゼラニウム(カレンソウ)は
蚊がとても嫌うハーブです。
ローズゼラニウムは植えておくだけで蚊が
寄ってこないので、ヨーロッパでは窓辺を
彩る目的と防虫目的で育てられるハーブです。
【育て方】
3月上旬〜4月に植えます。
9〜10月に植えても構いませんが、夏の蚊
の対策に合わせるなら、3月上旬〜4月が良い
でしょう。
日当たりがよく風通しの良い場所を好み、
土が乾いたらたっぷりと水をあげます。
気温が3度以下になると枯れてしまいます
ので、寒い時期は室内に入れてください。
タンジー
殺菌・防虫効果があり、乾燥させた葉は
虫除けのハーブとして使われます。
【作り方】
- 花がついたまま枯れたタンジーを収穫し、
束ねて吊るします。 - タンジーがパリパリに乾燥したら、ほぐ
してネットなどに入れて使います。
ペットが使うマットや、洗う頻度の少ない
クッションカバーの内側に入れて殺菌・防虫
をします。
【育て方】
5〜6月または10〜11月に植えます。
日当たりがよく風通しの良い場所を好み、
土が乾いたらたっぷりと水をあげます。
寒さ暑さに強く、冬になると地上に出ている
部分は枯れてしまいますが、春には再び芽吹
きます。
タンジーは繁殖力がとても強いので、植えた
場所をブロックで仕切るなどしておくと、他の
場所にまで広がるのを防いでくれます。
ローズマリー
ローズマリーはとても香りが強く、虫除けや
防腐剤として使われます。
ローズマリー自体にあまり害虫がつかないので、
歩道沿いや花壇によく植えられています。
【作り方】
- ローズマリーを煮出したものを、スプレー容器
などに移して使用します。
【育て方】
ローズマリーは、バジルやパセリのように
鉢植えで育てやすいハーブです。
収穫しても次々に成長するので、枯れる心配
もありません。
3〜5月または10〜11月に植えます。
風通しがよく日当たりの良い場所を好みます
が、夏の直射日光だけは避け、少し暗い場所
においてください。
鉢の土が乾燥して数日経ってから、たっぷり
と水をあげてください。
カモミール
カモミールは、”植物のお医者さん”と呼ばれ、
弱っている植物のそばにカモミールを植える
と、植物が元気になると言われています。
また、バラのそばに植えると、アブラムシが
カモミールにつき、アブラムシからバラを
守ってくれます。
カモミールには、虫刺されのかゆみや腫れを
抑える作用があります。
【育て方】
カモミールには、種から育てるジャーマン
カモミールと、苗から育てるローマンカモ
ミールがあります。
ジャーマンカモミールは、3〜4月または
10〜11月に種をまきます。
ローマンカモミールは、3〜6月に植えます。
日当たりの良い場所を好み、鉢の土が乾燥
して数日経ってから、たっぷりと水をあげて
ください。
カモミールは乾燥に強いハーブなので、水を
やりすぎて根腐れしないように注意してください。
比較的どのハーブも育てやすそうですね。
植えるだけで効果があるものから、煮出したり
アルコールにつけたりなど使い方は様々です
ので、用途に合ったハーブを選んでください。