以前話題になった映画
「私の頭の中の消しゴム」で
初めて若年性アルツハイマーという病気を知りました。
突然アルツハイマーと宣告され、
どんどんと自分が自分じゃなくなっていく。
そんな女性が描かれていましたが
本当にあのようになってしまうのでしょうか?
若年性アルツハイマーとは
どのような病気なのか?
治療方法は
どのようなものがあるのかしっかりと把握しましょう。
若年性アルツハイマーとは?
若年性とついているだけに
10代~20代の方で不安を抱く人も多いようです。
確かに映画でも20代の設定だったように感じます。
しかし実は
若年性アルツハイマーとは
40代~50代の方のアルツハイマーを指します。
もちろん
10代~20代の人の確率は0%ではありませんが、
かなり稀なケースであることは間違いありません。
若年性アルツハイマーになる原因は?
若年性アルツハイマーも
普通のアルツハイマーと同じように
脳の委縮によって引き起こされます。
しかし
若年性アルツハイマーには
普通のものとは違う大きな特徴があります。
それは遺伝性の強い脳疾患であるということです。
なので
親族内に若年性のアルツハイマーの方がいる場合、
少しでもおかしな症状を感じたら
病院で検査した方が良いでしょう。
初期症状は?
若年性アルツハイマーの初期症状はいくつかあります。
- 頭痛、めまいなどの回数が増えていく
- 配慮に欠き、自己中心的になったといわれる
- 人の名前を思い出せなくなった
- 脈絡のない文章をかく
- 慣れている道で迷う
- 住所や日付を間違う
- 重要と認識している約束を忘れる
- 要領がわるくなった
- 怒りっぽくなった
- 閉経を迎えた(女性)
このような事が若年性アルツハイマーの初期症状です。
ですが
症状が良く似た病気は他にもあるので
病院で診察してもらうのが一番です。
治療方法
若年性アルツハイマーは
普通のアルツハイマーに比べて進行が早いようです。
なので
なるべく早い段階で治療を始めることが大事です。
若年性アルツハイマーの治療ですが
普通のアルツハイマーの時と同様に投薬治療を行っていきます。
ただこれは完治させるものではなく、
進行を遅らせることを主な目的としての治療になります。
薬は数種類ありますが、
すべての人に効果があるわけではないため、
複数の種類を合わせながら様子を見ていくことが多いようです。
若年性アルツハイマーは時間との勝負です。
親族に若年性アルツハイマーの人がいて、
少しでも初期症状に当てはまって違和感がある人は
すぐに医師に相談しましょう。